晩秋というより、既に冬の様相となってきた11月下旬…
今年も干潟ウェーディングの季節がやってまいりました。
スイッチヒッターオジサンとハイエナ野郎
釣行データ
- 日時:11月27日20:20~0:00
- 場所:干潟
- 気温:8℃
- 風速:北東4m
- 表水温:測り忘れた℃
行こう行こうと何度も予定立ててはいたものの、尽く悪天候で潰されてしまっていた干潟ウェーディング…
今季三度目の計画にしてようやく天候も落ち着き、入水ができそうな条件となった。
前回のウェーディングでランディングネットを流失してしまったため、ちょっと奮発してGMのガンナーネットProを購入!
あまりロッドに負担をかけずにランディングできるよう、グリップの長い物を探していたらこの商品に行き着いた。
活躍してくれる事を祈る!
さて今回は、かねてから約束していたタクミ君との釣行。
彼がスイッチヒッター以外で釣っているところを見た事が無いので、「スイッチヒッターおじさん」と命名させてもらった。
本人は、やや不服そうだが…
今回、スイッチヒッター以外で釣る事が出来るのかが見ものである。
※スイッチヒッターおじさんについてはこちらの記事にて↓
【荒川シーバス釣行】スイッチヒッターおじさんと僕
現地で落ち合い、入水の準備をしていると見慣れた顔がやってきた。
フジモンだ…
※フジモンについてはこちらの記事にて↓
【ビッグルアーで行こう!】セイゴ祭りの中から荒川ランカーシーバス登場!
昨年までランカーを釣ったことが無かったフジモンだが、僕と同行した日に初のランカー捕獲に成功…
そして、その後も同行した時に限り、かなりの高確率でランカーを釣り上げている。その率は7割程になるだろうか…
ちなみに僕はというと、
フジモンと同行した時のランカー捕獲はゼロ!
僕の魚を奪っているのは間違いない。
通称「ランカー泥棒」だ。
この日も予定を聞かれたので「干潟に行く」とは答えたが、一言も誘ってなどいない。
一緒に行けばランカーが釣れると、すっかり味をしめている様子だ…
まるでハイエナのような男である。
しかし「そう毎回うまく行くわけがないだろう」そう思っていた。
まだこの時は…
コノシロ花火と儚きガンナー
20時20分頃、3人で入水開始!
この場所を熟知しているフジモンはガシガシと先へ…
ヤツは放っておいても大丈夫なので、まだ地形について知らないタクミ君に合わせてゆっくりと進んで行く。
そのうち、フジモンとは別行動に…
しめしめ…ハイエナと離れられたぞ(●´艸`●)ウヒヒ♪
とりあえず、水色やベイトをチェックしておこうと、人気の無い所でライトを照らしてみると…
ドバババババ!!
ライトに驚いたコノシロが四方八方へと一斉に飛び散る!
まるで花火のようだ…
これだけベイトが入っていれば、否応無しに期待が高まる。
しかし、とにかく人が多い…
目ぼしいポイントには尽くアングラーがいるような状態だ(;´Д`)
投げられる場所が無いので、まだ人の入っていない場所を探してとにかく先へと進んで行く。
幸い、どこに行ってもコノシロはいる状態。
あとは、地形と流れの変化さえ見つけられれば魚は出せそうな雰囲気だ。
程よく風があり、場所によってはやや荒れ気味の海面…
いつも穏やかな河川でしかウェーディングをした事が無いタクミ君は、少々ビビり気味…
そんな彼に、「ウェーディングではその恐いって思う気持ちが大切だから、絶対に忘れないようにね」と促し、海面の変化からわかる地形と流れ、風との関係を教えながら歩を進める。
時折投げながらチェックしていると、ビビビとロッドに魚信が伝わってた。
コノシロでも引っ掛けたかと思ったら…
ヒラセイゴ!
荒れている時は、ヒラも時々混じって来る。
ヒットルアーは、定番のコモモSF-125
セイゴクラスとはいえ、とりあえず一匹出た事で周辺を探ってみるが、後が続かない。
もっといい変化は無いかと、また干潟を歩き始めた時だ…
腰にかかる抵抗に違和感を感じ、恐る恐る手を伸ばして見ると…
えっ?あれっ!?うそっ…
…
ランディングネットが無い( ▽|||)
買ったばかりのガンナーネットPro…
2時間で殉職_| ̄|○
付属のリーシュコードが切れてました(ノД`)シクシク
セイゴ一匹しか仕事せずして、早くも天に召されてしまったガンナーネットプロ…
ありがとう…もう二度と買わないよ…
それより、ゴミを増やしてごめんなさい(´;ω;`)ウッ…
ランカー泥棒とカゲロウおじさん
ガンナーネットを失いテンションだだ下がりの中、別行動をとっていたフジモンから着信が入る。
どうやら途中で友人を発見し、入れてもらっていたらしい…
恐るべしハイエナの嗅覚!
ちゃっかりいい魚釣ってやがるし( ´Д`)=3
Googleマップで現在地共有していたので、追いついてきたフジモンと合流し、真っ暗な干潟を先へと進む。
コノシロはいるのに、なかなか複合的な要素が見つからずに苦戦していたが、しばらく歩くといい流れの走る深いスリットを発見!
もう、出るならここしか無いだろう…
そう思い、適度に散開して釣り始める。
追い風に乗せてカゲロウ124Fをフルキャスト…
ダウンクロスに入る位置に着水し、そのまま流れを横に当てながら流していくと…
ドスッとカゲロウが押さえ込まれた。
ヒット!!
激流となっている流れの抵抗もあり、なかなか寄って来ない。
これはデカそうだ…
こんな時こそグリップの長いガンナーネットProが大活躍しそうなもんだが、残念な事につい先程海の藻屑となったばかりだ…
慎重に時間をかけてファイトをし、波と流れで安定しない中、悪戦苦闘して何とかフィッシュグリップでランディング!
ランカーは行ってないけど、体高のあるナイスな魚(´∀`*)ウフフ
しかし、まだ気配を感じる…
二人にも釣ってもらいたいので、声をかけて立ち位置を譲る。
投げる方向まで教えたったワイ…
あれ?なんか以前にも似たような展開があったような(;´∀`)
すると、早速フジモンにヒット!
これもいい魚だ。
そして、その直後…
タクミ君にも待望のヒット!
この場所での初フィッシュなので、タモ入れをアシスト。
やったね!干潟デビューの記念すべきスズキさん♪
ヒットルアーはカゲロウ124F
その後もバイトは続き、僕も掛けてはいるもののバラシが続く…
そして、タクミ君に再びヒット!
今度のはデカそう…
これは何としても獲りたいので、再びランディングのアシストにまわる。
時間をかけた慎重なファイトでネットイン!
これはランカー行ってるかも…
そして、こちらがタモ入れやら撮影やらに勤しんでいた時だ…
ランカー泥棒フジモンは、その隙を見逃さない!
気がつけばロッドが曲がってやがる…
流れが速い事もあるが、全然寄ってこない…
「これ、スレじゃなきゃ相当でかいですよ!」
まだ姿の見えぬ大物に、慎重に慎重にファイト…
寄せてきたところで、ライトの下に浮かび上がった銀色の魚体を見て驚愕…
デカイ!!
こいつは確実に獲りたい…
で、やっぱり僕がタモ入れに回る(;´Д`)
これは…
パット見で80cm半ばクラスは確定だ…
ヒットルアーはコモモ125カウンター
僕はというと、すっかりタモ係に徹していて時合を失う_| ̄|○
最後に、泣きの一匹…
60後半はあるけど、二人の魚を前にしたらセイゴにしか見えない(ノД`)シクシク
下げ止まりの撤収時間なので、ストップフィッシング…
浅瀬に戻って計測してみると…
フジモン氏自己最大記録となる87.5cm!
上のタクミ君の魚がフッコにしか見えない…
またしても、このランカー泥棒に持って行かれてしまった…
そして、タクミ君の魚は…
ギリ80cm!
タクミ君にとって初めてのランカーサイズ!
オメデトウ(∩´∀`)∩ワーイ
いつもスイッチヒッターでしか魚を釣っているのを見たことがない彼だが、今回はカゲロウ124Fで見事にランカーをキャッチ!
きっと、これからはカゲロウしか投げなくなるのだろう。
カゲロウおじさんが誕生した瞬間である。
ちなみに僕の魚は…
76cmでした。
はい。お約束の展開です(;´Д`)
でも、ブリブリのいい魚だったわい!!
というわけで、やっぱりいつものオチとなってしまった干潟ウェーディングでございました(;´Д`)
本日の釣行まとめ
しかし、まぁ、何というか…
僕と同行している時の、周りのランカーキャッチ率が凄まじい…
フジモンのみならず、タクミ君まで…
これはもう、疑いようがない。
ランカーを運を周りに分け与えるという変な能力は、どうやら健在らしい…
しかも、今回は二人共だ。
むしろ、その能力にさらに磨きが掛かったと言えよう…
もはや神の域である
ランカーを釣りたければ、崇めなさい。
貢物、お布施、募集中です…
本日のヒットルアー
タックルデータ
ロッド:ダイワ・モアザンブランジーノ87MLM
リール:ダイワ・19セルテートLT4000-CXH
ライン:よつあみ・アップグレードX8 1.2号
リーダー:山豊テグス・フロロショックリーダー20lb
【重要】ウェーディングをする全てのアングラーへ
先日、僕の大好きなフィールドで、ウェーディング中の死亡事故が起きてしまいました…
安全に釣りをするため、全ての方に読んでいただきたい記事です↓
【必読※超重要】富津岬でウェーディングをする釣り人へ