かつては、夜しか釣れないと言われていたシーバスですが、現在では、日中でも活発に捕食をし、ルアーで釣れるということが常識となってきました。
明るい昼間は、ファイトが丸見えで超エキサイティング!
夜とは釣り方が違う昼間の釣り(デイゲーム)。こちらの記事では、初心者~中級者向けにシーバスのデイゲームの基本を紹介していきます。
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シーバスデイゲームの時期 ~季節によって潮が大きく動く時間は違う~
デイゲームの時期は春~夏にかけてがベスト!
なぜデイゲームの時期は春夏と言われるのか?
より深く理解するために、少しだけ潮のお勉強をしてみましょう。
魚は基本的に、潮が大きく動く時に活性が上がりやすくなります。
潮が大きく動くと…
- 溶存酸素量が増える
- 遊泳力の弱いベイトが流されて捕食しやすくなる
- 干満による潮位差でベイトが移動する
等々、他にも様々な理由がありますが、大事なのは潮が動くことによって、シーバスは捕食の機会を多く得ることが出来るようになるという事かと思います。
ただし、同じ大潮でも季節によって昼と夜の満ち干きの量が違うんです。
こちらが、7月の大潮の潮汐⇓
こちらは、1月の大潮の潮汐⇓
※どちらも東京湾奥(築地)
同じ大潮でも、7月は日中の方が潮位が干満差が大きくなっているのに対して、1月は夜の方が大きくなっています。
潮の満ち干きは月の引力と地球の自転による遠心力によって引き起こされるのですが、昼と夜それぞれの潮位差が最も大きくなるタイミングは…
- 昼:昼間の時間が最も長くなる夏至付近の大潮
- 夜:夜の時間が最も長くなる冬至付近の大潮
この頃をピークにして半年で昼夜が逆転するのでのデイゲームは4~9月(ピークは5~7月)、ナイトゲームは10月~3月が向いています。
ちなみに、夏至や冬至は年によって少し変動しますが、2020年は
- 夏至: 6月21日(日)
- 冬至:12月21日(月)
となっております。
MEMO
冬場でもデイゲームは楽しめるのですが、エリア選びや釣り方が少し変わってきます。ひとまず、この記事ではデイゲームハイシーズンである初夏のセオリーを解説してまいります。