釣り初心者や、女性や子供でも安心安全お手軽に釣りが体験できる海釣り公園。
初心者だけでなく、潮通しがいい一等地に造られているため、年間を通して魚が集まりやすく、ベテランアングラーまで楽しめちゃいます。
そんな海釣り公園の中でも、都心からのアクセスもよく、豊富な魚種で人気の大黒海釣り施設を紹介します。
この記事の概要
- 施設概要とアクセス方法
- 大黒海づり公園のポイント
- ルールと、より楽しむ為の情報
- 釣り初心者が用意すべき物
Contents
横浜フィッシングピアーズ大黒海釣り施設の基本情報
大黒海釣り公園は、横浜大黒埠頭にある関東を代表する有料の釣り施設のひとつです。
大黒埠頭の先端という潮通しのいい一等地にあるため、魚が寄りつきやすく、年間を通して様々な釣りを楽しむことができます。
大黒海釣り施設の概要
所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭20番地先 | |
釣り場長さ | 400m | |
収容人数 | 300名 | |
駐車場 | 230台(有料) | |
定休日 | 年末年始、ほか不定休 | |
営業時間 | 4月~10月 | 6:00-19:00 |
11月~2月 | 7:00-17:00 | |
3月 | 6:00-18:00 | |
料金 | 大人 | 900円 |
中学生 | 450円 | |
小学生 | 300円 | |
未就学児 | 無料 | |
問い合わせ | 045-506-3539 | http://daikoku.yokohama-fishingpiers.jp/index.php |
大黒海釣り施設の駐車場と料金(230台収容)
- 3時間以内…250円
- 5時間以内…350円
- 5時間以上…500円
アクセス
横浜市営バス
109系統 横浜駅東口発
- →「大黒海づり公園」下車
17系統 JR鶴見駅前発
→「大黒海づり公園」下車
※注意 降車するバス停は終点の「大黒海づり公園」です。途中のバス停「海づり公園入口」では降車しないようご注意ください。
自家用車
- 国道15号線「大黒町入口」経由(地図参照)
- 首都高速湾岸線「大黒ふ頭出口」を降りる(地図参照)
- 国道357号線(ベイブリッジ下部)経由 (地図参照)
※アクセスルート詳細は後述
大黒海釣り施設で釣れる魚
アジ、イワシ、サバ、サッパ、コノシロ、サヨリ、カマス、クロダイ、コショウダイ、コブダイ、シマダイ、メジナ、シーバス、カサゴ、メバル、クロソイ、アイナメ、イシモチ、カワハギ、ギンポ、ウミタナゴ、マゴチ、カレイ、シロギス、メゴチ、ハゼ、ヒイラギ、アナゴ、シリヤケイカ、アオリイカ、ヤリイカ、ヒイカ、タコなど
過去には98cmのシーバスが釣り上げられた事もあります。夢がありますね♪
参照:大黒海釣り施設HP
今釣れている魚は、大黒海釣り施設の釣果情報でリアルタイムで更新されているので、狙いを絞る際の参考にするといいでしょう(➾大黒海釣り施設釣果情報)
大黒海釣り施設への入り方
大黒海づり施設は、首都高速大黒ICから約5分というアクセスの良さで、東京都心からも40分程で来る事ができるのが魅力!
初めて訪れる時には少し迷いやすいので、アクセスルートを説明します。
車で首都高速大黒ICから左に出たら、すぐに海釣り公園方面の看板があるので、矢印に沿って右折してすぐに左折。
そのまま進んだ突き当りが大黒海釣り施設です。駐車場の奥に入り口があります。
駐車場に車を止めたら、そのまま奥へとすすみます。
緑地公園の中を突き進むと、施設管理棟が見えてきます。
入場の際は、入って左側にある券売機で利用券を購入して受付の係員さんに渡します。
チケットの半券は、一旦外出して再入場する際に必要になりますので、無くさないように気をつけましょう。
オープン前の順番待ち方法
人気の魚種がよく釣れている時なんかは、オープン前から行列ができることがあります。
早く着いても施設へ続く道の入り口はゲートが閉まっていますので、その前で車を停めて待つことになります。
ゲートが開いたら順番に奥へと進み、駐車場に車を停めて敷地内に入り、施設入り口右側のスロープに並んで待ちましょう。(※前の人を追い越したりしないように)
待っていると、係員さんが整理券を配りに来てくれますので、それを持って開場時間を待ちます。
施設紹介
釣り桟橋
釣り場は、全長200m幅17mの真っ直ぐな桟橋型の釣り施設です。
基礎はコンクリートのため、防波堤の上に桟橋型の足場があるという感じです。
水深は手前で7.5m、その先はなだらかに深くなっており30m先からは水深17mで平坦な砂泥になっています。
桟橋外側(左側)の手前付近は根掛かりが多いので注意が必要ですね。
釣り場は全体が高さ110cmの柵で囲われているため、お子様連れでも安心です。
万が一の際に備えて救命浮き輪(40個)や、非常用ハシゴ(10基)が設置されています。
ゴミ箱はいたるところに設置されている。
ベンチも多数用意されています。
コマセなどで釣座を汚してしまった時など、洗い流せるように水汲みバケツが設置されています。
足場は金網です。うっかり物を落としがちですが、拾いに行くことはできないのでご注意を
いくら足場がいい釣り場とはいえ、さすがにハイヒールとかはダメですよ。
手すりには、混雑時の釣座の目安となるラインが記されています。
譲り合い、釣り場に入る際は隣の人に一声かけるようにすると、気持ちがよく釣りが楽しめますよ♪
横浜港の入り口にある大黒埠頭
沢山の船の往来を眺めながら、のんびり釣りが楽しめる。
天気がいいと富士山も見えます。
横浜ベイブリッジと富士山のコラボレーション!
売店
施設に入って右側には売店があり、一通りの仕掛けやエサ、持ち帰り用の発泡スチロールボックスなどが販売されています。
ルアーやエギなどの疑似餌類も数種類置いてあります。
毎年2月~3月頃はシーバスの群れが入り、5月にはシリヤケイカ、秋にはイナダが回遊してくることもあります。
レンタルタックル(貸竿)は、こちら売店にて貸出されています。
本当に手ぶらで来ても楽しめちゃいますね。
貸出料金は1,000円+保証金1,000円で、破損や紛失が無ければ保証金は返金されます。
貸出時間が、施設の営業時間と異なるのでご注意を。
休憩所
休憩所は売店奥と、入場して左側の二箇所にあり、食べ物や飲み物の自販機が設置されている。
軽食は自販機で
カップラーメンや、ファーストフード類を売っています。
釣りの時の、海を眺めながらのカップラーメンはめちゃくちゃ美味い
流し場
流しがあるので、手を洗ったり、道具を水洗いしたりするのに利用できます。(※混雑時は配慮しましょう)
魚を捌くのは禁止されています。
釣りに飽きたら緑地公園へ
釣りに飽きたら、併設されている緑地公園で遊んだり、船の往来を眺めたりもいいですね…
いくつかの遊具を受付で貸し出してくれています。
その他、もちろんトイレも有りますのでご安心を。
大黒海釣り施設を攻略!ポイント紹介
外側(左側)先端付近
大黒海釣り施設は潮通しのいい一等地にある釣り場なので、釣り場全域に魚は回ってきますが、特に人気があるのは外側先端付近です。
なかでも、ルアーでのシーバスや回遊魚狙いには特に有利な場所です。開園前から並ばないとなかなかこの場所は確保できません…
外側(左側)中央付近
参照:大黒海釣り施設釣果情報より
サビキ釣りや、春のシリヤケイカ釣り、シーバス釣りに人気が高いポイントです。
外側(左側)手前付近
一番手前は、管理棟横のテトラの際を狙えるポイントです。根魚狙いに人気があります。
ルアーやボトム付近を狙うちょい投げなどは根掛かりが多いので注意が必要です。
内側(右側)先端付近
こちらもルアーでのシーバスやシリヤケイカに人気のポイント。
上げ潮時の先端付近にできるヨレを狙うのにいいですね。
内側(右側)全域
参照:大黒海釣り施設釣果情報より
外側に比べると潮の流れや波が穏やかなので、ウキ釣りやサビキでの小物釣りには特に人気があります。
桟橋入り口付近の渡り桟橋
こんなケーソンの隙間も、カサゴやアイナメなどの根魚の絶好のポイントです。
ここではオーバーヘッドでのキャストが禁止されています。通路が狭いので、通行に注意して釣りを楽しみましょう。
ヘチ釣りは全域で楽しめる
釣り桟橋のキワを狙うヘチ釣りは全域で楽しめます。大きなクロダイやメジナが釣れていました。
一箇所にとどまらずに歩きながら探る釣りですが、他の利用者の隙間を縫って足元を狙わせてもらうので、不快な思いをさせないように一声かけてから入るようにしましょうね。
狙える魚種はとっても豊富。楽しみ方は人それぞれ!
あと、水面までは結構高さがあるので、ランディングネット(タモ網)は5m以上の物が必要です。
大黒海づり施設を楽しむための情報
ライフジャケットは無料貸出し
安全に釣りをする為に必要なライフジャケットは、無料で貸し出されています。
数に限りがあるので、心配な方は事前に用意していきましょう。
釣り教室や大会などのイベントが目白押し!
大黒海釣り施設では、その時期の旬の釣り物などに合わせて、初心者が初めての釣り物に挑戦しやすいように釣り具メーカーの協賛によりレクチャーを行うイベントなどが随時企画されています。
特に、大黒海釣り施設で人気のあるエギングでのシリヤケイカ釣りや、ヘチ釣りでのクロダイ釣り、ルアーでのシーバスやメバル釣りなど、始めるのにやや敷居の高そうな釣り物に挑戦する時には是非活用したいイベント。
全くの初めてでもインストラクターが丁寧に教えてくれるので安心です。
参加には入場料とは別途で参加費が必要になりますが、レンタルタックルやエサ等も含まれているイベントが多く、お得ですね。
また、釣り大会も催されており、豪華な商品も用意されているので、ウデに自信のある方も、そうでない方も、競技としての釣りの楽しみ方を経験するいい機会になりますね。
ポイントカードがある
10回通うと入場料が一回分無料になるポイントカードが有ります。(有効期限一年)
特に会費や手続きはありません。入場時にスタッフからもらえます。
ポイントは、姉妹施設の本牧海づり施設と磯子海づり施設と共通になります。
大黒海釣り施設のルールと注意すべき点
大黒海釣り施設でのルールや注意点について、いくつか抜粋してご紹介します。
混雑時は制限がある
釣り場入場者数が250名を超えると入場制限がかかります。
また、入場者数が180名を超えると釣り方や使用できる道具に制限が設けられます(ルアー・エギ・テンヤ禁止、一人竿一本までなど)
強風時は釣り場閉鎖になる
風速18m/秒を超える風が連続して観測されると、安全のために釣り場閉鎖となります。また、釣り途中で閉鎖となっても料金の払戻しは無いのでご注意を
飲酒・喫煙について
アルコール類の販売は無く、また、持ち込みも禁止となっています。
タバコは、灰皿の設置されている場所でのみ喫煙可能で、その他の場所では禁煙となっています。
竿は一人2本まで
3本以上は使用禁止となっています。また、釣り場を幅広く占領したり、ゴミのポイ捨てや他の利用者に不快な思いをさせないように楽しみましょう。
※2018年5月時点での情報です。変更になることや、この他にも釣り方や利用方法に対するルールなどが定められていますので、詳細は大黒海釣り施設に問い合わせるか、ウェブサイトにてご確認下さい。
これから釣りを始める方へ
釣りの始め方をわかりやすく解説
釣り具の最大手メーカーであるシマノが提供している「初心者釣り教室」の動画が凄くわかりやすいので、是非一度ごらんになってみてください。
この動画さえ見れば、仕掛けのセットの仕方からエサの付け方、様々な釣り方まで誰でもわかるように丁寧に解説してくれています。
自分だけの道具でさらに釣りを楽しく
最初はレンタルでもいいと思いますが、料金もかかりますし、仕掛けは購入する必要があります。
だったら、行く前に用意して行ったほうが結局はお得。
初心者入門用に最適な道具をセレクトしてみました。
初心者用入門セット
初心者の入門用に最適なセットです。
このセットなら、サビキ釣り・ちょい投げ釣り・ウキ釣りを全て楽しむことが出来ます。
ラインカッター&プライヤー
仕掛けを作ったり、魚から針を外す時にラインカッター付きのプライヤーが便利。
家庭用の物はすぐに錆びてしまうので、専用のものを一つ用意しましょう。
魚バサミ
海では、ヒレに毒を持った危険な魚が釣れる事があります。うっかり手で触れてしまうと、思わぬ大怪我になることも…
また、手を汚さずに魚から針を外すためにもあると便利です。
膨張式ライフジャケット
海釣り公園は安全に釣りを楽しめるように様々な設備が整っていますが、それでも予測出来ない動きをするのが子供というもの…
ライフジャケットも貸出はありますが、数に限りがある上に、動きにくくて夏場は暑い非膨張式の物です。
ベルトタイプの自動膨張式なら動きやすく、落水時は水を感知して自動的に膨らんでくれる優れものです。
堤防釣りや、ボート釣りなどの際にも持っておくと安心です。
竿受け
必ずいるわけではありませんが、あると便利なのが竿受け。
こちらのスーパーパイプ受け太郎なら手すりに設置できるので、海釣り公園でのサビキやウキ釣りで置き竿にする時に便利です。
ちょい投げ釣りや、ちょこっと立てかけておく時には、もっと簡素でリーズナブルな物も出ています。
さいごに
海釣り公園は、初心者やファミリーが釣りを始めるのに最適!
ここで釣りの楽しさを知り、そして自然のフィールドに出て行く事でまた新たな感動があるはず。
さぁ!釣りに挑戦してみましょう♪