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【鉄板を制する者はデイゲームを制す!】シーバス用メタルバイブの使い方と厳選おすすめバイブ7選!

夏のデイゲームでは主軸ルアーとして活躍するメタルバイブ

この記事では、通称「鉄板」とも呼ばれるメタルバイブレーションのデイゲームにおける使い方を中心に解説していきます。

これさえ読めば、デイゲームの鉄板入門~脱初心者までバッチリなお話です。

メタルバイブとは

メタルバイブとは

金属製の板を鉛やタングステンなどで挟んで成型した金属素材のバイブレーションのこと。

プラスチック素材の物よりも空気抵抗が小さいので、飛距離に優れ、沈みが早い。また、波動が強いのでアピール力が高いのが特徴です。

その反面、ルアー自体が重いので首振りでバレやすく、沈みが早いので根掛かりが多いのが難点。

そして、アピールが強いということは、スレたピンポイントでは場荒れさせやすいというデメリットもあります。

メタルバイブが有効なシチュエーションとは?

メタルバイブのメリットについてもう一度まとめてみましょう。

メリット

  • 飛距離が出る
  • 強い波動とフラッシング効果
  • 沈みが早い
  • 早巻きができる
  • シルエットを小さくできる

このメリットを踏まえると、メタルバイブは次のようなシチュエーションでの使用に向いています。

鉄板が有効な場面

  • 広範囲に魚をサーチ
  • リアクションバイト(反射食い)狙い
  • ディープ(深場)で使う
  • 流れの強い時のボトム狙い
  • ルアーが見切られやすい日中

特に、デイゲームは広い範囲を手早くサーチする事が重要!

そして、デイゲームの時期は昼間に潮が大きく動く春~夏。この頃はまだ春に生まれたばかりの小さいベイトが中心になることも多いので、シルエットの小ささも有利に働きます。

もちろん、ナイトゲームにおいて、流れの強い時にダウンに入れて深場を狙いたい時や、リアクションで口を使わせたい時なんかにも適していますよ。



メタルバイブの使い方

では、シーバス釣りにおけるメタルバイブの基本的な使い方です。

初めての鉄板バイブ~鉄板マスターへの道のりを解説していきましょう♪

ストレートリトリーブ(ただ巻き)

ストレートリトリーブ(ただ巻き)はメタルバイブのもっとも基本的な使い方です。

でも、これがなかなかシンプルでいて奥が深いんです…

【超入門編】とにかく投げて巻け!

よくわからない最初のうちは、あまり考えず、とにかく慣れましょう。

STEP.1
まずはできるだけ遠投
チャンスを広げるにはまず遠投!タラシを長めにとると飛距離を出しやすいです。
STEP.2
着水
着水前にサミングして糸フケを抑えておくといいです。着水したらすぐにベイルを戻します(例外もアリ)
STEP.3
フォール
フォール時にバイトが出ることが多いです!気を抜かないように!
STEP.4
着底
根が荒い場所は着底前に巻き始めます
STEP.5
ロッドを立てて速巻き
リトリーブスピードは、1秒間にハンドル2~4回転位が目安です。

※場合によっては、もっと速くてもOK!

POINT
この時、着水から底に着くまで何秒かかるかを数えておきます。これが、次のステップで必要な要素になります。

【初級編】着水から巻き始めるまでの時間を調節(カウントダウン)

慣れてきたら、着水してからリトリーブを開始するまでの時間を調節します。

仮に、1秒間に1m沈むバイブだったとしたら、水深6mなら6秒で着底するわけです。

なので…

  • 着水と同時にリトリーブ開始 ⇒ 表層
  • 着水から2秒 ⇒ 水深2m前後
  • 着水から4秒 ⇒ 水深4m前後

という具合に、レンジを刻みながらシーバスの捕食レンジ(層・タナ)を探していきます。

実際には、流れやルアーの特性、ラインの抵抗による揚力などが関係してくるため、全くこの通りには行かないのですが…一定のレンジを通すイメージをして、意識して調節することでその後の上達が格段に早まります。

カウントダウンで、どれくらいのレンジで泳ぎだしているのかがわかってきたら…

今度は、これを魚の捕食レンジに合わせて細かく調節していきます。

  • 流れの強さ
  • リーリングスピード
  • 使用するルアーの重さ
  • ロッドを立てるか下げるか
  • リールのギア比

この組み合わせで調節します。

たとえば…

26gの重たいバイブなのに、リトリーブスピードが1秒でハンドル1回転だったら、ルアーが沈む力が勝ってどんどんレンジが下がっていきます。

当然、浅いところではすぐに底を擦ってしまい、根掛かりでロストする羽目に…

これに対し、

  • リーリングスピードを早める ⇒ ルアーが沈もうとする力に勝つ
  • ロッドを上げて巻く ⇒ 角度を付けて、浮き上がりやすくする
  • ルアーを軽いものにする ⇒ 沈みを遅くする

などの方法で調節しましょう。

【脱初心者!】流れを制すれば釣果は数倍に!

これに流れの要素が加わると更に複雑になります。

仮に、1m/秒の流速で、ハンドル1回転1mの糸巻き量のリールを使ったとして…

流れの下流側(ダウン)に向かってのキャストだと、ルアーのリトリーブスピードに流れの抵抗が加わるので、2秒でハンドル1回転していても、実際には1秒で1回転と同じ強さの水流抵抗がルアーに掛かっているのと同じ事になる

だいぶ単純にしていますが、基本はこんな理屈です。

逆に流れの上流に向かってキャスト(アップクロス)すると、流れの抵抗が減る分1秒で1回転と同じ事になりますね。

※実際にはもっと複雑な要素が絡み合うのでこんな単純な話じゃないんですが、わかりやすくするために単位を簡略化、他の要素を切り捨てて単純計算してます。

巻き上げ&巻き下げ

ストレートリトリーブの一種ですが、一定のレンジをキープするのではなく、レンジを下から上に斜めにトレースすることを巻き上げと言い、逆に、上から下に向ってトレースすることを巻き下げと言います。

先ほどのレンジ調節法を駆使すればいいのですが

  • 巻き上げ⇒ロッドを上げて早めに巻く
  • 巻き下げ⇒ロッドを下げて少し遅目に巻く

というのが基本になります。

フォール時と回収時はチャンス!

特に、ストレートに引いてきても、ルアーが足元まで来たら自然と巻き上げの状態になります。

シーバスからすれば、「獲物に逃げられる!」という状態になるので、この回収時に慌ててバイトしてくることは凄く多い(ピックアップバイト)です。

逆にフォールは、「獲物が弱って沈んでいく」という、食うチャンス到来なわけです。

ストップ&ゴー

ストップ・アンド・ゴーは、文字通りリールを巻いたり止めたりするテクニックです。

ストレートに巻いてきて、突然リーリングを止めてフォールさせ、一瞬の食わせの隙を作ってあげます。

フォールからの巻き始めでバイトが出ることが多いです。

フォールの時間は、その時の反応で調節します。

リフト&フォール

リフト&フォールは二通りのやり方があります。

  • リールで「早く巻く⇒止める」を繰り返し、巻き上げとカーブフォールを繰り返す方法。
  • ロッドを上げてルアーを上昇させ、ロッドを下げてフォールさせる方法。※この時、ロッドを下げながら糸ふけをリールで回収するという感じです。

ショートピッチジャーク

ストレートにリトリーブしながら、時々ロッドを軽く煽りルアーに姿勢を崩す事で食わせの間を作るテクニックです。

アイアンプレートのように、ど安定のタイプよりは、冷音などレスポンスに優れ挙動を変化させやすい物の方が向いています。


おすすめのメタルバイブ7選

メタルバイブは、非常に数多くの商品が発売されています。

その中で、特にシーバスに実績の高い物や、個性的で明確に使い分けたくなるような物を紹介します。

コアマン・アイアンプレート

LENGTH IP26/IP18:75mm・IP13:60mm
WEIGHT IP26:26g・IP18:18g・IP13:13g
PRICE 1400円(税別)

おそらく、誰に聞いてもまずはコレを薦められると思います。

それ位、不動の定番ルアーとして確固たる人気を誇るメタルバイブです。

安定した飛距離、丁度いい引き抵抗、トラブルの少なさで超優秀!現在では、コレを模倣したルアーも多く発売されている程です。

邪道・冷音(レイン)

weight:14g length:62mm
weight:24g length:77mm
price:¥1,150

安定志向のメタルバイブが多い中、邪道の冷音はアクションを加えた時のレスポンスの良さを売りにした変わり種メタルバイブです。

トウィッチを加えると姿勢を崩す程度にダートを見せ、意識的に食わせの間を創りだすことが出来ます。勿論ストレートリトリーブも優秀!シャローでも使いやすいメタルバイブです。

スナップをセットするアイが二箇所に付いていて、この位置の違いに寄ってアクションやレンジを調整することができるようになっており、テクニカルに使いこなす楽しさがありますね。

Blue Blue・トレイシー

WEIGHT:15g /25g/40g
PRICE 15g/25g 1300円(税別)
40g1450円(税別)

湾奥のカリスマこと村岡昌憲がプロデュースしたメタルバイブがTRACY(トレイシー)です。

「軽い!浮かない!絡まない!」とメーカーでも謳っている通り、軽い巻き抵抗と浮き上がりにくさ、トラブルの少なさで物凄く使いやすいバイブレーションです。

形状が邪道の冷音そっくりですが(トレイシーが後発)、コンセプトにはハッキリと違いがあり、シャローでの使いやすさとアクションを入れた時のレスポンスを売りにしている冷音に対して、こちらトレイシーは安定志向で基本性能を高めたバイブです。

ディープレンジを早めにトレースしたい時には、トレイシーが有効です。

重さのバリエーションは3種類ですが、通常は15gと25gで状況によって使い分け。

40gは、より深いレンジを攻める事も多いボートシーバス用にあると便利です。

Jackson・鉄PAN vib

55mm 14g  ¥870
63mm 20g  ¥890
72mm 26g  ¥910
48mm 9g  ¥850

ジャクソンから発売されている鉄板バイブが、その名も「鉄PAN vib」です。

飛距離
安定した姿勢
適度な巻き抵抗
トラブルの少なさ

どれをとっても高次元で実現しており、ストレスフリーに使うことが出来ます。

波動は強めですが、ボディーに設けられたスリットによって適度に巻き抵抗が抑えられています。

サイズやカラーバリエーションも豊富で、何より低価格なのがロストの多い鉄板バイブでの釣りには重要なポイント!

コノシロなど大型ベイトを捕食している時に有効な鉄PAN Longや、ブレードの付いた鉄PAN Bladeなども出ています。

イチオシのメタルバイブです。

ジャッカル・ビックバッカー107

Length 107mm
Weight27.0g
Price ¥1,210(税別)

ベイトが大きめの時に威力を発揮するのがジャッカルのビッグバッカーです。

メタルバイブとしては大きめのサイズなので、空気抵抗がある分、良く飛ぶとは言えませんが、サイズの割に引き抵抗も重すぎず使いやすいです。
シルエットでアピールしたい時に有効で、特に大きめのカタクチイワシやコノシロなどを追っている時に持っておきたいですね。

タチウオやサゴシなどの青物にも定評があるバイブです。

ダミキジャパン・まめさん

シャローエリアや、ボトムでリフト&フォールをさせるのにおすすめなのが、ランカーハンターとして名高い嶋田仁正氏プロデュースのダミキジャパンのまめさん。

現在人気が低迷している感はありますが、低価格でレスポンスに優れ、スローな釣りにとても使いやすいメタルバイブです。

トレブルフック装備の「T」タイプと、ダブルフック装備の「W」タイプが発売されていますが、シャローのストレートリトリーブにはTタイプ。ボトムをねちっこくスローに攻めるには、Wタイプの方がおすすめです。

元々はチニングように開発が進められてきただけに、特にボトムでハゼや甲殻類を捕食しているシーバスの攻略を得意とするバイブです。

オルルド釣具・メタルバイブセット

根掛かりの多い場所を攻める時や、ルアーロストが多い初心者におすすめなのが、この激安メタルバイブセット。

ローリングベイトやGun吉など、様々なルアーのパクリ(非常によく似た)商品を世に出しているオルルド釣具のルアーです。

5個セットで、普通のルアー一個分の値段!

釣果は間違いなし!だって、コアマンのアイアンプレートだもの…

本家よりアイホールが多いのと、多少作りが雑なだけなので、基本的に同じように使えます。

ただし、フックもリングもその形をしている針金と思ったほうがいいです。刺さりは悪いしすぐ曲がるし、簡単に錆びます。

それらを交換して使うという前提にしても、まぁとにかく安いですね…

釣具業界のためには、こういう商品をすすめるのは正直心苦しいのだけど、「僕も世話になったし、初心者の事を考えたら…」と思い、一応紹介することにしました。

メタルバイブの収納方法

メタルバイブは、プラスチックのルアーよりも収納時のフック絡みが多く、他のルアーと一緒に入れておくと交換に苦労することもしばしば…

そこで、持ち運びに超おすすめしたいボックスがあります。それだけで別の記事にしました。感動すること間違いなしの一品です。

【最強のメタルバイブ収納ボックス】メイホウのリバーシブル100が超快適で本当におすすめ


さいごに

メタルバイブは、夏のデイゲームや深場を狙う時はもちろん、流れの早い河川でのナイトゲームでも大活躍します。

使えるシチュエーションはまだまだこれだけではありません。

鉄板マスターとなって、あなただけのメタルバイブ使用法を見つけてみましょう♪