2019年11月12日の荒川中川シーバス釣りのお話です。
今回の釣行記、読む人によっては気分を悪くするかもしれません。
自分自身への戒めのため、あえて記録にしておこうと思います。
浸かりの後の再出撃
釣行データ
- 日時:11月12日2:00~5:00
- 場所:荒川中川下流域
- 気温:14℃
- 風速:北北西1m
- 表水温:16.2℃
下げいっぱいウェーディングを楽しんだ後は、一旦帰宅してから同じ場所に上げで再出撃!
さすがに浸かる体力は残ってないので、オカッパリです。
下げ始めの時に入っていた良型が、上げで戻ってくれるかどうか…
経験上、上げの方がいいサイズに出会える傾向にあるので、ほんの少し期待しつつ、上げの流れが寄るのを待つことに。
痛恨のミス
川幅の広い荒川下流域での上げ潮は、流れが離れたり近寄ったりと蛇行を繰り返しながら少しずつその水位を上げていく。
流芯の位置は、地形だけでなく上げの勢いや風向き等のパワーバランスによって変わるので、ほんと気まぐれな感じ。
そして、この日の荒川はドSだった…
流れが寄りそうで寄ってこない( ;´Д`)
流芯ではボイルが出ているが、比較的良く飛ぶスイッチヒッターでも届かない距離だ。
手前は全く流れが無く、池のような状態。
何を投げても反応は無い…
やはり、沖の流れを狙うしかないので、超長距離砲であるトライデント115Sに頼る。
ピンポイントに狙いを定めて…キャスト!
ライナーで弾丸のように放たれたトライデントは、橋脚の先の流芯、明暗ラインから1mの絶妙な位置に着水!
そのまま流れに乗せて橋脚裏へと流して行くと…ドンっ!
ヒット!
魚は踏ん張って流れに乗ろうとするが、橋脚に巻かれないように強いタックルの力で強引に頭をこっちに向ける。
水面を割ってエラ洗いした所を利用して距離を縮め、そのままゴリ巻きで寄せに入る。
足元まで来て浮上…70以上はありそうだ。
ランディングのために、タモに手を伸ばす…その一瞬の隙を魚は見逃さなかった。
ドラグを引き出して一気に横に走り、ストラクチャーへと突っ込む魚…
そして、一瞬でグルリとストラクチャーを一周…
体勢を立て直す間も無く、メインラインを擦られ、呆気なくラインブレイク…
ロッドからテンションが抜けた…
あーーーーー!!!!
思わず声が出る…
僕が釣りをする上で最も恥ずべき事としているのが、このラインブレイクだ。
細いラインで大きな魚を釣る事より、掛けた以上は責任を持つという事を大切にしている。
そのため、余裕を持ったタックルセッティングにしているし、常にラインの傷には神経を使う。
投げる前に、掛けてからどう誘導するかもシミュレーションしておく。
今回は、完全に僕の判断ミスだ…
問題は、寄せてからのドラグ調整。
強引に寄せた事で、魚には余力があった。
足元にストラクチャーがあるのだから、手前で体力を消費させる事を考えず、バラシ覚悟で一気に勝負を決めるべきだった…
いつもの癖でドラグを弛めすぎた。それが敗因。
悔しいというより、辛い…
ルアーを口に付けたままの状態では、あの魚は生きて行けないだろう。
魚の事を考えていたら、体から力が抜け、僕はその場に立ち尽くすしか出来なかった…
遠い流れを撃ちぬいて…
しばし呆然とした後、お茶を飲んで気持ちを落ち着ける。
ラインは擦れた可能性のある部分をカットし、ノットを組み直す。
あの魚には申し訳ない事をしたが、同じミスを犯さないようにするしか無い…
気を取り直して、次の魚を狙っていく。
流れは相変わらず手前に寄る事は無く、トライデント以外で届くルアーと言ったらこれしか無かった。
邪道の冷斬20g
何度か紹介したけど、これはメタルジグというより、沖の表層を流せるシンペンだ。
重いルアーを使えば飛距離は出るけどアキュラシーが悪くなる。それでは、明暗では危険なので使う事が出来ない…
冷斬20gなら、軽いのでコントロールできるし風の影響を受けにくい。勿論、橋の上の往来が無いことは死ぬ程確認してから投げる事はマストだけども。
コイツをセットし、橋脚の先の流れを狙ってキャスト!
流れの先のいい位置に着水し、テンションを保ったまま流して行くと…ドンっ!!
ヒット!
今度の魚も良さそうだ!
慎重に寄せようかと思ったら、首振りでフックアウト…
気を取り直して、もう一度…
流れが寄るタイミングを測ってキャスト!
着水〜流して…ヒット!!
で、またバラシ(;´д`)
さらにもう一回…
バラシ_:(´ཀ`」 ∠):
この冷斬、沖の表層の魚を狙えて、食わせの力も強い!
しかし、欠点がある…
掛けても8割方バラす( ;´Д`)
標準のフックが小さすぎるのか…
とりあえず、ひと回り大きいフックに交換してみた。
すると…
やっと獲れたε-(´∀`; )
掛けた中では一番小さなサイズだけど…
とりあえず釣る事ができ、ホッと胸を撫で下ろす。
そして、すぐに流れは無くなってしまった。
ギリギリ間に合った…
納竿。
しかし、帰りがけに隣の中川が気になって足を止める
少しだけチェックして帰ろうか…
ボイルもベイトっ気も無い。
ざっくりと上から順にチェックを入れる事数投目…
釣れた…
ヒットルアーは、ヨレヨレ
この魚で最後にし、この日の釣りを終了に。
釣れたけど、帰りの足取りは重い…
そんな苦い釣行となりました。
本日の釣行まとめ
ラインブレイクは、本当に後味が悪い…
僕がこれを最も恥ずべき事としているのは、あくまで自分自身へ課したルールであって、遊びなのだから其々が好きな楽しみ方をすればいいと思う。
まぁ、必然的にラインブレイクが起こような釣りをしてる人や、ラインブレイクさせて笑ってられるような人とは仲良くできないと思うけど…
偽善的だし、いくら大切にリリースしても後にダメージで命を落とした魚もいるかと思う。
本当に魚を大切にしたいなら、釣りなんかしない方がいい…
それでも、辞めるという選択肢は考えられないから、せめて出来る事は徹底したい。
一生、この遊びを楽しめるように…
本日のヒットルアー
シマノ・トライデント115S、邪道・冷斬20g、邪道・ヨレヨレ
タックルデータ
ロッド:ダイワ・モアザンブランジーノ87MLM
リール:ダイワ・19セルテートLT4000-CXH
ライン:よつあみ・アップグレードX8 1.2号
リーダー:山豊テグス・フロロショックリーダー20lb
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