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【ダイワ19バリスティックFWを徹底解説!】FSで実機を手にしたインプレ

まもなくダイワの新たな淡水専用小型スピニングリール19バリスティックFWが発売となります。

まだダイワの公式HPでは詳細が出ていないこのバリスティックFW。フィッシングショーにて実機に触れてきたので、詳細インプレッションです。

19バリスティックFW登場!

まもなくダイワのミドルクラス小型スピニングリール新製品19バリスティックFWが発売となります。

既に、ダイワUSAでは同じバリスティックの名前を持つBALLISTIC LTが発売されていますが、これはベース機は同じものの異なるコンセプトのリールです。

参照:U.S.Daiwa(ballistic LT)

そういえば、ヤマガブランクスのシーバス用ロッドにもバリスティックが有りますね…

ちなみにBallisticとは、「弾道」や「衝撃の」という意味があるようです。

ダイワ19バリスティックFWは、LT1000番~コンパクトボディーのLT2500番までの、小型番手のみのラインナップとなっており、繊細なライトゲームに対応する期待のNEWアイテムとなっています。

19 BALLISTIC FW・スペック表

品名巻取り長さ
(cm/ハンドル
1回転)
ギア比自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量ベアリング
(ボール/
ローラー)
メーカー
希望本体
価格(円)
ナイロン
(lb-m)
PE
(号-m)
LT1000S-P604.816052.5-1000.3-2007 / 134,000
LT2000SS-XH816.216052.5-1000.3-2007 / 134,000
LT2500S-C735.216556-1000.6-2007 / 134,000
LT2500S-CXH876.216556-1000.6-2007 / 134,000

19バリスティックを構成する素材

19バリスティックFWの素材は以下のとおり

材質

  • ボディー:ザイオン(17セオリー)
  • ローター:ザイオン(18イグジスト)
  • ギア:ジュラルミン(冷間鍛造)
  • スプール:薄肉型アルミ
  • ハンドル:アルミ

定価3万4000円のリールですが、素材構成を見ると、倍の価格である15イグジストとほぼ同じ。

軽量で剛性に優れたカーボン強化樹脂のザイオンを中心に構成されています。

※素材の特性についてはこちらの記事を御覧ください⇓

【ダイワスピニングリールの素材と特性を知ろう】用途に合ったリール選びのポイントを解説



19バリスティックFWの特徴

渋いブラックとゴールドのデザインは17セオリーにも良く似ており、パット見た限りでは間違えてしまいそうな位です。

この19バリスティックFWがどんな特徴を持ったリールか、フィッシングショーで担当者に直接話を伺ってきましたので解説いたします。

マグシールドレスでレスポンス向上

FWモデルとしてマグシールドレス仕様になっています。

マグシールド機構そのものが重量増となることと、強力な磁石が回転の抵抗となることから、思い切って防水性を犠牲にして回転性能を優先。

極限の巻き出しの軽さに拘ったリールとなっています。

また、「マグシールドのおかげでセルフメンテナンス出来ない…」と嘆いていたアングラーにも嬉しいですね。

18イグジストのザイオンエアローターを搭載

19バリスティックFWのベースとなているのが、17セオリーのザイオンボディー。

これをベースにLTコンセプト化されています。

冷間鍛造ジュラルミン製マシンカットタフデジギアと、薄肉型アルミスプールにATDと大径ドラグノブを採用。

マグシールドレスの割に、重量は1000番台で比較するとセオリーより10g重いです。肉厚になったギアの影響でしょうか…

それより、特筆すべきは18イグジストと全く同じローターが採用されているという点。

イグジストローターにより、更に巻き始めの初動が軽く安定した回転性能を獲得。

同じローターと言っても、ラインローラーはマグシールドレスとなっているため、より軽い回転性能とセルフメンテが可能となっています。

パッキンを排除したこだわり

通常はハンドル部取り付け部分に入っているゴムパッキンを排除。

浸水のリスクは高まりますが、それでも軽さを優先したこだわり。使う人を選ぶモデルですね。

FWと名乗ってはいるが海水使用も可能

通常、FWモデルは「Fresh Water」の略称の通り淡水専用モデルです。

しかし、グローブライド大玉氏に話を伺ったところ、この19バリスティックFWは、オイルベアリング仕様であるスティーズやプレッソLTDと違い通常のベアリングを使用しているため、メンテナンスさえしていればソルトでの使用も可能とのこと。

淡水のエリアトラウトやブラックバスはもちろん、海のアジング等にこの巻き感の軽さは強力な武器となるでしょう。

19バリスティックFW製造国は中国

ダイワの中級機以下は中国、タイ、インドネシアなどで製造されていますが、バリスティックFWは中国の工場で生産されます。

これだけのスペックをこの価格で提供するには、海外生産は仕方がありません。

19バリスティックFWインプレッション

18イグジストを超える巻き出しの軽さ

実機を手に取って巻いてみた感想としては、とにかく巻き出しが非常に軽い!

これは正直なところ価格から想像していた以上の感触で、ピニオン部にマグシールドがある18イグジストのFCモデルよりも軽いという印象です。

流石に淡水専用ハイエンドモデルのスティーズType-1やプレッソよりは重いですが、価格差から考えるとこの巻き出しの軽さは相当にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

チューニング次第で化ける可能性…

このバリスティックFWをベースにベアリングを追加し、オイルチューンまで行えば、さらなるレスポンスを誇るリールに化けるんじゃないかと思います。

これ以上弄ると海水使用は出来なくなるけれど、エリアトラウトで是非とも使用してみたいリールです。
【19バリスティックFWをさらに快適に】ヘッジホッグスタジオからフルベアリングキットが発売(MAX11BB)

19バリスティックFWの発売日

発売は2月の予定です。

既にネットショップでは予約が開始されていますので、品薄が予想される発売時の早いタイミングで手にしたい方は予約しておく事をおすすめします。

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まとめ

マグシールドレスと18イグジストローターで、究極レベルの巻き出しの軽さを持った19バリスティックFW。

このレスポンスの良さは、操作性の向上にも大きく貢献するレベルかと思います。

また、この軽さは感度の高さにも直結するので、ルアーの挙動変化を把握し、繊細なバイトをどれだけ取れるかが釣果に直結するライトゲームアングラーには、待望の一台となることでしょう。

セルフメンテ派や、カスタムのベース機としてもおすすめです。