京都を訪れた際の人気のお土産といえば、何と言っても「八ツ橋」ですよね。
京都の街のあちこちで買うことができ、京都でお土産として購入されるお菓子のうち、4割以上が八ツ橋でなんだそうです。
今回は、駅や高速のサービスエリアなど比較的どこでも手に入る有名店4店の商品を食べ比べてみました。
Contents
ちなみに八ツ橋とは
おそらく間違えている方も多いんじゃないかと思います。僕もその一人でした…
普段八ツ橋だと思っているのは、もしかしてコレではないですか?
実は、「八ツ橋」という物は
- 八ツ橋
- 生八ツ橋
- あん入り生八ツ橋
と、いろいろ種類があるんですね。
なので、正確には「八ツ橋」という食べ物は、米粉と砂糖をあわせたものに、にっきで香りづけをして焼いた固いやつの事です。
コレ↓
普段僕が八ツ橋だと認識していたあの三角の柔らかい食べ物は、焼く前の生八ツ橋であんこを包んだ「あん入り生八ツ橋」というのが正しかったようです。
今回は「あん入り生八ツ橋の比較」になります。
あん入り生八ツ橋を購入したお店
今回仕事で訪れたのは祇園。そこで、祇園四条の駅から八坂神社までの間にあるお店で、買えるだけ買ってきました。
買ったお店はこちらの4店舗です
本来は、徹底してこだわるなら本店で購入したいところですが、「どこでも買える八ツ橋」というテーマなので、直営でないお土産物屋さんでも買っています。
1.本家西尾八ツ橋
【あんなま(ニッキ)5個入り:250円】
創業が1689年と、最も歴史の長い八ツ橋屋さんです。あん入り生八ツ橋は「あんなま」という商品名で販売しています。
他店より、小分けになったパッケージでも売っているので、少量のみ買いたい方には嬉しいですね。
2.井筒八ツ橋本舗
【夕子(ニッキ)10個入り:540円】
創業は1805年の人気店です。 あん入り生八ツ橋は「夕子」という名前で販売しています。
3Dポリゴンのようなキャラクターが印象的です。
ちょっと怖い…
夕子という名前は、水上 勉の京都を舞台にした小説「五番町夕霧楼」の主人公、片桐夕子に因んだ叙情銘菓だそうです。
この夕子の原型となる「夕霧」は、1947年に販売を開始したそうで、形は少し違いますが、つぶあん入り生八ッ橋としては最も古いものであるそうです。
3.おたべ
【おたべ(ニッキ)10個入り:540円】
創業は1938年と比較的新しいお店ですが、あん入り生八つ橋は、1966年の新店舗出店の際に売りだしたこの「おたべ」により広まったと言っています。
皮にはこしひかりを、あんこには北海道産小豆を使用しているこだわりの餡入り生八ツ橋です。
また、柔らかさを売りにしており、八ツ橋という名前もあえて柔らかさを表現してひらがなを使用した「八つ橋」と呼んでいます。
4.聖護院八ツ橋
【聖(ニッキ/抹茶):540円】
創業は1689年と、歴史は西尾八ツ橋と並ぶ老舗です。あんいり生八ツ橋は「聖(ひじり)」という名前で販売されています。
この「古都の冬」というパッケージは、冬季限定の物みたいですね。
つぶあん入り生八ッ橋「聖」の誕生は「おたべ」が売りだしたよりも早く、1960年祇園祭の前日祇園一力亭にて毎年開かれている表千家のお茶会だったと言っています。
4店のあん入り生八ツ橋を徹底比較!
どこも、元祖だ本家だウチが最初だ!主張しておりますが、調べてはみたものの、どこが発祥なのか…本当のところはわかりません…
それはさておき、肝心な味の比較をしていきましょう。
すべて、基本となるニッキ味での比較です。
まずは並べてみます
左から
・西尾八ツ橋
・夕子
・おたべ
・聖
中身はこんな感じです
見た目は皮が白いか茶色いか、中身のあんこの色や、あずきの粒の大きさ、あんこの水分量といったところで僅かに違いがある程度。
それぞれ食べ比べてみましょう。
はたして、味の違いはあるのでしょうか?
1.本家西尾八ツ橋(あんなま)
色:白い
重さ:27g
あんこ:つぶあん
特徴
皮がしっかりしていて、ニッキが少し強めです。ニッキ好きにはオススメですね。
今回比較した中では一番ボリュームがありました。
2.井筒八つ橋(夕子)
色:茶色っぽい
重さ:24g
あんこ:つぶあん
特徴
皮に茶色く色がついていて、柔らかいです。中身を開いてみようとすると、破れてしまうくらい。
甘さは少し控えめな感じですが、その分あんこの味がしっかり引き立っています。
ニッキが弱めなので、ニッキが苦手な方でも食べられそう。
3.おたべ
色:茶色っぽい
重さ:24g
あんこ:つぶあん
特徴
柔らかさを売りにしているが、柔らかいというよりもモチモチしている印象です。
今回食べ比べた中では一番弾力があって、食感が心地いいです。あんこは水分量多めな感じ。
4.聖護院八ツ橋(聖)
色:白い
重さ:24g
あんこ:つぶあん
特徴
今回比較した中では一番甘いと感じました。
皮にも甘みを感じるし、あんこの甘さも際立っています。
まとめと結論
結論の前に、
これだけ特徴を細かく分析してみて、
「じゃあ目隠しして食べたら当てられるのだろうか…?」
というわけで…利き八ツ橋に挑戦してみたんですよね。
果たして八ツ橋ソムリエになれるのでしょうか?
結果は…
…
正答率25%
惨敗です(笑)
いやー、、実は、食べまくっているうちに違いがよくわからなくなってきちゃいまして…しばらく八ツ橋は見たくないです…
とりあえず結論としては
どれも美味しい!
ということで、、
あとは好みですね
定番のニッキや抹茶だけでなく、お店によっては様々な味の商品も販売されていますし、店頭で試食できる所が大半なので、ぜひ食べ比べてみてください。
実はおたべと夕子はネット通販でも買うことが出来ます
期間限定のチョコあん八ツ橋も人気です
お土産を買い忘れた方や、荷物が一杯で持って帰るのが面倒になった場合にも役立ちますね♪
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