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【実践!19セルテートのフルベアリング化】ヘッジホッグスタジオMAX12BBキットの交換方法を徹底解説

先日購入したダイワ19セルテートLT4000-CXHを、HEDGEHOGSTUDIOのフルベアリングキットで12BB化チューンをしました。

ベアリングチューンをするメリットと、ヘッジホッグスタジオのキットを選ぶ理由、ベアリング交換手順について解説していきます。

※交換手順だけを知りたい方は、こちらから交換手順の項目に飛んでくださいませ。

19セルテートのフルベアリング化

ダイワ19セルテートのボールベアリング(以下BB)は10個が標準で搭載されています。

採用箇所は以下のとおり

ベアリング搭載箇所

  • ドライブギア×2
  • ピニオンギア×2
  • オシレーティングギア×1
  • メインシャフト×1
  • ラインローラー×2(マグシールドBB)
  • ハンドルノブ×2

19セルテートでは、ハンドルノブが標準で2BB化されましたが、スプール内とスプール軸受け部は相変わらずカラーのままです。

この2箇所は巻きの滑らかさには関係のない部分ですが、ドラグの滑り出し向上と安定した効きのためにBB化することにしました。

ものぐさな管理人は、BBをバラ売りで購入するのが面倒だったため、今回もヘッジホッグスタジオから出ているフルベアリングキットのお世話になりました。



➔【公式】19セルテートベアリングキットの詳細

➔交換手順だけを知りたい方は、こちらから交換手順の項目へ。

ヘッジホッグスタジオのMAXBBキットについて




リールチューニングパーツで人気のヘッジホッグスタジオでは、高品質・高性能なベアリングの機種別ベアリングキットを発売しています。

用途に応じた2種類のベアリング

SHGプレミアムベアリング

最高の回転性能を求めたトーナメントスペックの高感度ベアリング。数あるベアリングの中からひとつひとつ手作業で選別し合格したものだけを厳選。精度が重要な高感度チューニングリールや高回転ベイトリールなどで多くの高評価を得ています。感度・精度においてHRCBを凌ぐプロ仕様のチューニングベアリング

HRCB防錆ベアリング

特殊な製法により金属そのものが非常に錆びにくい新しい技術を採用。プレミアム(SHG)に比べ10倍以上の防錆性能を誇るソルト対応ベアリングです。もちろん回転の滑らかさはHEDGEHOG STUDIOならではのシルキー感。回転性能も耐久性もどちらも高水準で要求されるタフな釣りに最適。ソルトアングラー待望の次世代防錆ベアリングです。

※ヘッジホッグスタジオより引用

今回は主にシーバスに使用するリールなので、サビに強いHRCBを選択しましたが、淡水使用しかしないならSHGの方が少し安いですね。

ヘッジホッグスタジオのベアリングは、一個一個回転動作チェックをした上で出荷されている上、MAXBBキットには予め交換方法の説明書や特殊工具が付属されているので、特別な知識やスキルが無くても交換可能なのがいい所です。

19セルテートMAXBBキットの内容

ヘッジホッグスタジオでベアリングキットを注文すると、定形外郵便でポストに届きます。(運送保険付)

多少バラつきはあると思いますが、注文してから2日後には着弾してました。

MAXBBキットの内容

  • ベアリングセット
  • スプール軸イモネジ用六角レンチ
  • 取り付け説明書
  • 納品書
  • 広告

説明書は写真を用いて手順を説明してくれているのですが、セルテートの画像を用いた物では無かったため、実際に19セルテートを用いた作業手順を詳しく説明していきます。

19セルテートのベアリングチューンの手順

先ずは必要な工具類を用意します。

  • 細長く硬い棒状の物(精密ドライバーなど)
  • 0.89mm六角レンチ(キットに付属)
  • キッチンペーパー(部品の紛失や汚れの付着防止)

日常生活ではまず使うことのない特殊な工具(0.89mm六角レンチ)はキットに同梱されているのですが、細かな部品を外すのに、先の細い棒状の物が必要になります。

今回は精密ドライバーを使用しましたが、つまようじでも大丈夫ですね。

外した部品を置くのに、キッチンペーパー等があると便利です。

スプール内のBB化

1.スプールを外す

まずは、ドラグノブを反時計回りに回してスプールを外します。

2,ドラグを開ける

まずはドラグリングと呼ばれる針金のピンを、先の細い棒状のもので引っ掛けて外します。

この時、バネのように飛んでいって紛失しがちなので気をつけましょう。

次に、ドラグメタルというドラグワッシャーの蓋部分を外します。

外した部品は、汚れの付着や紛失防止のために、キッチンペーパーの上に並べておきましょう。

3.スプールカラーをBBに換装

こちらがドラグメタルを外した状態

真ん中にある、スプールカラーという金属のリングをBBに換装していきます。

まずは、ドラグリングを外した要領でスプールカラーリング(針金部分)を外します。

そして、スプールカラーを引っ掛けて外します。

外した部品たち。

スプールカラーをBBに換装します。

キットに2個同梱されていたBBのうち、小さい方をセットするのですが、BBの向きに注意して下さい。

BBにはこのように内部のボールが見えるオープンな面と、カバーされている面があります⇓

オープン面

カバー面

基本的には、二つ共オープン面を上にして組み込みます。

あとは、逆の手順で戻します。

スプールメタルカラーをBBに換装

スプールを取り外した状態です

スプールメタルカラーと言われる白いリングをBBに換装していきます。

1.スプールメタルを外す

メインシャフト上にあるスプールメタルを外していきます。

まずは、黒いワッシャーの下一枚目と二枚目の間を広げると、小さなネジ穴が見えると思います。

そこに、キット付属の六角レンチを差し込み、反時計回りに回して中にあるイモネジを外します。

これが取り外したイモネジです。

とても小さいので、無くさないように気をつけて下さい。

イモネジを外すとスプールメタルがフリーになるので、引き抜きます

指のササクレは気にしないで下さい。

2.スプールメタルカラーをBBに換装

スプールメタルの下側からスプールメタルカラーを外し、これをBBに置き換えます。

あとは逆の手順で戻すだけ。

こちらが戻した状態

ちなみに、スプールカラーとBBの間に少し隙間がありますが、それで大丈夫です。

最後に、スプールとドラグノブを戻して動作チェックを忘れずに!

これにて、19セルテートのフルベアリング化の作業は終了です。

お疲れ様でしたm(_ _)m

外したパーツ類は、キットが入っていた袋に入れてリールの箱にしまっておきましょう。

さいごに

19セルテートのドラグのベアリングチューンについて解説してまいりました。

セルテートは2500番~4000番台までラインナップがありますが、対応するベアリングも交換手順も全て共通です。

ドラグの性能UPだけでなく、自分の手で作業することで、愛着がさらに増しますよ♪

万が一付属の説明書でわからなかった場合、こちらの記事が参考になれば幸いです。

➔HEDGEHOGSTUDIOのHPへ



楽天でも購入可能です