このブログが始まってから1年9ヶ月が経ったが、実はこれまで一匹のランカーも釣れていない。
以前は通っていれば釣れたものだけど、何度も何度もフ◯モンって奴に持って行かれたり、掛けてもバラシたり、挙句ランカー便にまで手を出したのに、釣れども釣れども70後半サイズ止まりという(;´д`)トホホ…
そんな、ランカーが釣れない当ブログ『釣リズム』ですが、ようやくその不名誉な歴史に幕を下ろす時が来たようです…よ?
荒川に呼ばれた日…
釣行データ
- 日時:9月2日18:00~21:30
- 場所:荒川下流域
- 気温:30℃
- 風速:南南西2〜6m
- 表水温:27.6℃
夏と秋の端境期である9月初旬。
ここ最近の釣行でも、だんだんと夏と秋が混在するような釣れ方になってきていて、特に前回の釣行では確かな秋の気配を感じられるように…
【荒川シーバス釣行】久々の良型GET!夏と秋の間に…魚の着き場や、反応の仕方で感じる季節。
秋シーズン開幕が近い…
そして、何故だかわからないけど、この日は必ず釣りに行かなきゃならない気がしていた。
誘いを断り、用事も全てキャンセルして、やってきたのは荒川ホームポイント。
ポイント確保のため、時合にはまだ大分早い時間に家を出てきた。
のんびりとタックルをセットながら、来たる時を待つ。
表水温は27.4℃
昼間の暑さのせいか、涼しい日が続いたここ最近にしては少し高めな感じだ。
日が落ちて、明暗ラインがくっきりと出てきた。
さあ、そろそろ釣り始めようか…
上げ止まり直前の衝撃…
下げ狙いで上流側に入ったけど、まだ流れは上げ方向…
まだ本格シーズンインしていない上に、週初めの平日だ。
しばらく人が来る感じもしないので、下流側から撃つ事に。
上げ止まり前の弱い流れを、少し強めに吹いている南南西の風が僅かに押している。
幸い、流れと同調しているので釣りはしやすい。
セオリー通り、上からシンペンやミノーを流していく。
秋の予感に高まる期待とは裏腹に、反応は無い…
なので、夏の時期の定番であるジャークベイトを投入。
数あるミノーの中でも、横に飛ぶようなキレッキレのダートを見せてくれるチョーサンで、明暗ラインを入れたり出したりしていると…
ドンッ!
幸先良くフッコさんゲット!
そして、その後もチョーサンダートでバイトが連発するが、すぐにスレるのがこういう釣りの難点…
バイトが遠のいたところで、思い切ってレンジを下げて行く。
レンジを下げると言っても、シャローなので使えるルアーは限られる。
まずはローリングベイト77で探ると、ショートバイトと共にゴンゴンと魚にぶつかるような感触…
ん…?この感じは…
ローリングベイトでは深いバイトが出なかったので、さらに波動の強いメタルバイブに。
シャローを引きやすい冷音14gを取り出す
先ずは、明るい側に少し外してキャスト。
反応が出なければ、少しずつ暗い方にキャストを切り込んでいく。
いきなり暗い方に落とすと、魚より後ろを通してプレッシャーをかけてしまうからだ…
3投目で、明暗ラインの真上に着水…
着水と同時にベイルを戻し、テンションをかけた状態でフォールさせて行く。
着底した瞬間にロッドを軽く煽りリトリーブを開始した直後だ…
ズンッ…
鈍い衝撃が伝わってきた。
そしてその瞬間、体は反射的にフルフッキングを入れていた。
ロッドに確かな重みが乗った…
ヒット!
針に掛かった魚は、直後に浮上して水面を割る!
ドバンッ…
低い水の破裂音が橋桁の裏に響き渡る。
デカイ!
「これは行った!」
誰もいない荒川で、思わず確信が声になって出た。
魚が沖にいるうちにヘッドライトを点け、まだ背負ったままだったネットをセット。
バレやすいメタルバイブ…テンションを抜いたらアウトだ。
一気に勝負をかける!
ノットを信じ、リールとロッドのパワーに任せてゴリゴリ寄せる。
足元まで来た所でヘッドシェイク!
二本のフックがしっかり口の中にある事を確認し、思い切ってロッドを立てて浮かせ、ネットへと滑り込ませた。
入った…
が、まだ体力の残った状態の魚は大暴れ!
何度もネットから出そうになりそうになるのをヒヤヒヤしながら抑え、ネットの中で呼吸を落ち着かせてからフィッシュグリップを口へと掛けた…
間違いなくランカーサイズ!
何本も釣ったけども…ここまで長い間釣れなかったのは初めてだったから、手は震え呼吸が浅くなる…
ちゃんと計測したいのだけど、困った事に足元には平らな所が無い。
苦肉の策で、何とか魚を真っ直ぐにし、メジャーを当てる…
尾ビレの上端で83cm!
やった…
やっと釣れたランカーサイズ!!
ちゃんと画像に写せていないのが残念なんだけど、別に競技ではない。
自分の中で把握できればいいやと思っているから、細かく判定したがる人にはゴメンな状態…
全く証拠にならないけど、尾びれの方の写真も一応載せておき〼
それより、早くリリースしてあげたい。
口を掴んで、再び水中へ。
拳が入ってしまいそうだ…
計測前に水中で落ち着かせたからダメージは少ないと思うけど、こういう大きな魚ほど酸欠になりやすい。
念には念を入れ、しっかりと蘇生させてからリリース…
貫禄のある魚体をゆっくりとくねらせ、深みへと消えていく鱸を見送る…
ありがとう…
今日、ここに来なきゃいけない気がした理由。
その答え合わせが出来たよ…
本来本命だった下げの部へ
実に1年10ヶ月ぶりとなるランカーをリリースした後は上流側に移動。
リーダーを組み直しながら、自分自身の呼吸を落ち着かせる。
ちなみにヒットルアーである冷音のフロントフックは、一本は折られ、もう一本は伸ばされていた。
危なかったね…
下げの流れが出てくるのを待っていると、先日も会ったウェーディングのアングラーさんがやってきた。
まだ秋シーズン開幕宣言前というような状態か、アングラーの出足も鈍い様子だ…
少しずつ下げの流れが利いてきたので、釣りを再開!
上げでもやったのと同じく、もう一度上からレンジを探り直していくが、やはり上では反応が無い。
ローリングベイトで少し下をサーチすると、手前の橋脚付近でゴンゴンと魚にぶつかる反応…
この感じは、やっぱりコノシロっぽいな。
あいにく、大きめのルアーは何一つ持ち合わせていない。
とにかくレンジを合わせるべく、ミニエント70Sにチェンジ
フォールさせながら暗い方に流し込んでいくと…
ドンッ!
やっぱりボトム!
うーん…なんか思うような秋という感じではないな…
この後、もう一発バイブで掛けたがバラシ。
シャローからイナッコ達が出てきて、2本目の橋脚の手前にいい潮目が入り始めるたところで、ボイルが散発しだす。
状況が変わったので、ガルバ73Sにチェンジ
すると、一投目からすぐにバイトが出た…
ヒット!
しかし、これはすぐにフックアウト…
数回反応が出るが、徐々にバイトが遠のいていく。
魚は遠いのに、南南西の風が吹き続けているおかげで飛距離は出ないし、表層をゆっくり流すのが難しい…
比較的飛距離の出るフローティングミノーということで、カゲロウ100Fにチェンジ
ライナーで思いっきりぶっ飛ばし、フェザリングしながら着水させたら、ラインを張って水面にベタ浸け。
リールはラインスラッグを回収し、弱くテンションを保つようにして流し込んでいくと…
カゲロウが暗い方に入った所でドンッという元気なバイト!
フッコサイズ追加!
しかし、この釣り方もこれまで…
流れと共に更に魚が沖へと離れ、カゲロウでも届かない。
幸い少し風が弱まったので、離れる魚を追うため、飛距離最強の奥の手であるメタルジグにチェンジ。
邪道の冷斬(レザン)20g
20gしかないが、軽く投げても1oz超の他のルアーを遥かに凌ぐ飛距離と、軽いウェイトゆえのコントロールのしやすさ。
そして、浮きが早くしっかりと泳ぐので、つまるところ反則級の飛距離を持ったシンペンのようなものだ。
なので、明暗クロージングのスーパー遠距離砲として使っている。
もちろん、橋の上に通行人や車がいないタイミングを死ぬほど確認してから投げる事はマストで、超神経使うけども…
冷斬を使い、2本めの橋脚の先にあるいい流れを狙っていく。
冷斬は余裕をもってその先に着水し、ラインテンションを保って流れに乗せていくと…
ドンッ!
やっぱり出た!
しかし、真ん中くらいまで寄せた所でフックアウト。
気を取りなおしてもう一回…
今度もいい所へ着水!
キャストさえ決まればもらったようなもの…
ヒット!
慎重に足元まで寄せるが、リアフック一本(;´Д`)
首を振られてバラす…
も…もう一回!!
キャストが決まる。
流して流して…ドンッ!
ヒット!
今度こそ獲りたい…
しかし、すぐにバラす…orz
メタルジグはバラシが多いのが弱点よね…
そんなこんなですっかり場を荒らす…Ω\ζ°)チーン
水位も下がって厳しくなった所で終了としました。
でも、うん…今日はいい釣りが出来た。
荒川の神様に感謝(●´ω`●)
本日の釣行まとめ
やっっっとランカー!
普段釣り慣れている人には、「メーターオーバーじゃあるまいし、この程度で大げさな!」と思われるような内容かもしれませんけども、嬉しかった気持ちが伝われば幸いです。
もちろん、これからも数やサイズに拘らず、自分にとっての価値ある一匹を追い求めて行きたいと思います(*´ڡ`●)
本格的な秋シーズンまで、まだあと少しかなぁ…
本日のMVP
タックルデータ
ロッド:ダイワ・モアザンブランジーノ87ML
リール:ダイワ・19セルテートLT4000-CXH
ライン:よつあみ・G-soul X8 1号
リーダー:山豊テグス・フロロショックリーダー16lb