東京の桜も例年より少し早く開花し、週末には見頃を迎えようという3月後半。湾奥河川のバチ抜けは一旦落ち着き、次に浦安方面の海、そして運河や隅田川へとメインステージは移行していくのが例年のパターン。
昨日も中川に確認に行ってみたのだけれど、まだポツポツとバチ抜けは見られたものの、魚があまり入っていない様子。
ライズは少なく一回ヒットがあったのみで、時合もすぐに終了。もうそろそろ今シーズンの中川のバチ抜けも終わりかなという感じ。
今日は、用事の合間に少し時間ができたので、通り道にあった旧江戸川に少しだけ寄ってみました。
まだ続く?旧江戸川のバチ抜け
旧江戸川は、湾奥河川の中でも比較的シーズン終盤までバチ抜けの釣りが楽しめる傾向がある。
「中川や荒川はもう終息ムードだけど、旧江戸ならまだ抜けてるかも…」
そう思い、ちょうど満潮を迎える頃にポイントに入った。
釣りができる時間は40分しかない。さて、そう都合よく釣れるだろうか?
この日のタイドグラフ
釣行時間は19:05~19:45
川はまだ上げの勢いが残っているかと思ったけれど、既に下げ始めていた。ライトで水面を照らしてみるが、バチの姿は見られない。
姿は見えなくとも、まだバチが抜けるとしたら、そのバチが出てくるのを待ち構えて、ソワソワと水面を意識している魚がいるはず。
それに、あまり幅広く正解を探っている時間はない上に、検証を兼ねたほぼ調査的な釣行なので、状況よりも事前の推測だけを信じ、ひたすらバチパターンの釣りだけをやることにしていた。
バチは見えなくともバチパターン
「バチは見えなくとも、まだ盛大に抜ける前の時間にも表層レンジで釣れる!」
今までの経験と、今回は時間が無いこともあり狙いは表層に絞ってしまう。この川バチのシーズンに最も信頼しているコモスリをセット。
入ったポイントの一等地には既に先行者がいたので、ストラクチャーの関係でキャストコースはダウン方向にしかとれない。
横風が強く、軽いバチパターン用のルアーでは飛距離も出ないし、だいぶ風に流されてしまう。
僕は、できるだけ長い間流せるように、最も上流側にあるストラクチャーにぶつける覚悟で投げる。
ストラクチャーめがけてキャストしたルアーは、横風に流されてストラクチャーの少し下流側に着水。ちょうど、その沖にできた潮目をトレースできる絶好の位置だ。
狙い通りにキャストが決まっただけでも、なんだか楽しい。
すでにダウンに入っているので、ほぼラインスラッグだけ調整しながらそのまま流していく。
そして、コモスリが別方向から来た流れとぶつかるピンに入った時だ
トンっ…
という、ハッキリとした生命感が伝わってきた。
いぇ~い!ヒット!
水面を勢い良くエラ洗いをかましながら、しかし、大暴れしつつも抵抗むなしくすんなりネットの中に収まったのは、腹パンのナイスボディーなフッコさん。
コモスリがいい位置に掛かっている。
サイズ関係なく、思い通りに行くととても気持ちがいいね。
ヒットルアーはアイマのコモモSF-95スリム(マグマレッドベリー)
komommo SF-95 Slimの「SF」とはスローフローティングの略なんだけれど、塩分濃度に薄い河川ではほぼサスペンド~スローシンキングくらいになる。
ダラ~っと流していっても、終始表層から一枚下くらいの絶妙なレンジをキープしてくれるので、とにかく使いやすくて大好きなルアー。
サスペンド状態でゆらゆらと流されていくそのシルエットのなんと美味しそうな事か。僕がスズキだったなら、たまらずに口を使うだろう。
ともかく、短時間であまり期待していなかった中で一匹釣れたことは嬉しい♪
その後は、二匹目のドジョウ…ではなく、シーバスを狙うが反応無くタイムアップ。
その間、バチは一匹見ただけでした。もう少し待てば時合が来たのかわからないけど、満潮付近ではその一匹しか確認出来ませんでした。
まだ旧江戸のバチパターンはイケるかな…?
その頃釣り部別働隊は
ちょうど同じ時間、Musician’s釣り部のメンバーは浦安の海にて部活動中でした。
リアルタイムでラインで状況のやりとり。
前にも言ったけど、ホモではありません(笑)
海側のバチ抜けも開幕しているようです。
一気に春らしくなった湾奥。今後が楽しみです♪
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ROD:DAIWA・morethan EXPERT AGS 93L/M-S
REEL:DAIWA・CERTATE 3012H
LINE:TORAY・SEABASS PE POWERGAME 1号
LURE:ima komomo SF-95 Slim