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【中川バチ抜けシーバス釣行】リベンジなるか?答えは意外なところに…

昨日のMusiscian’s釣り部バチ抜け釣行。結局僕一人だけ魚を出せなかったことが悔しくて、翌日にリベンジに行くことになりました。

中川中流域2月5日

 

「昨日の感じだと、楽勝でしょ?」

 

そう思い、ロストしてしまったアルデンテを錦糸町キャスティングで補充して釣り場へと向った。

そして、本日もこの方が同行。釣り部部長若さんである。

釣り場に着いたのが19時頃。

今日も中川中流の同じ場所にin!

本日のタイドグラフはこんな感じ

中潮三日目。時合の予想は、昨日の感じだと今日は20時半ごろからかな?

でも、昨日はまだ上げの流れが残っている段階で表層で反応があったから、油断ができない。

とはいえまだ生命感の無い水面。若さんと談笑しながらのんびり時合を待つ。

昨日釣り場で会ったローカルアングラーの話だと、上げでも日没後から既にバチは抜け始めているらしい。

ボトムから表層まで、あれこれルアーをローテーションしていく。

そろそろ時合?

開始から1時間。全く反応は無いけれど、流れはほぼ止まった。

そろそろ時合かな?そう思っていると、水面に小さな波紋。ライズだ。

ライトで水面を照らして見ると、少しバチが抜け始めてきた!

「よーし、これから!」

少しテンションが上がり、キャストを続ける。

しかし、バイトが出ない…

昨日良かったアルデンテや、コモスリ、ヤルキバ、ニョロニョロ、プレックスと、表層から中層まで探っていくが、うんともすんともだ…

出ているライズを見ても、なんか小さい。マルタかセイゴっぽい感じ。

周りも全く釣れていない。

そうこうしているうちに、昨日と同じようにバチが大量に湧いてきた。そして、スクワーム 状態に突入してしまう。

キモいので、ちょっとファンシーに加工してみた

うーん、、こうなるとさらに釣れる気がしなくなる。

それでもあれこれ試すが、やはり無反応。こりゃまいった…

若さんご乱心!?

テンションは一気に下がり、僕らはやる気のないキャストを繰り返していると、後ろをジョギングの若い女子二人が通りかかった。

彼女たちは近くのベンチで一休みした後、縄跳びを始めている。

僕らは、水面を見ながら「うへぇ」とか、「キモい」とか話して笑っているが、そこで若さんがふとこんな事をつぶやいた

若さん

俺らはこうやってバチが川の中を大量に泳いでる事を知ってるけどさー、彼女たちは今川の中がこんなになってるって知ってるのかな?

たしかに…

まさか、自分たちが歩いているすぐ2m横でこんなウネウネ達の祭りが開催されているとは、普通に生活していたら知るよしもあるまい。

僕だってシーバス釣りを始めるまではバチ抜けなんてものは知らなかったのだ…

そこで、若さん…

若さん

彼女たちがコレを見たらどんな反応するかな(笑)

そう言って、若さんは声をかけてみようと言っている。こんな夜中に声かけられたら警戒されるだろうし、僕にはそんな勇気などない。

しかし、若さんは彼女たちのもとに歩き出した。僕もどんな反応をするのかは知りたいところだったので、後を追いかける。

若さん

ねぇねぇ君たちさぁ。ちょっと見てほしいモノがあるんだけど…

そうやって若い女子に声をかける若さんのセリフは、まさに変質者のそれである。

いや、まったくそんな気は無いことはわかっているのだけども、夜中の川辺で男性から声を掛けられたら、普通は女性は警戒するだろう…

しかし、彼女たちは好奇心旺盛なのか素直にライトで照らされた川の中のバチの渦を見ている。

やはり、「気持ち悪~い」とか言ってたけど、こっちが思っていたほどのリアクションじゃなかったのがちょっと残念(笑)

若さんは、得意になってバチ抜けという現象の説明をしている。

若さんは、彼女たちに説明を終えるとそれだけで戻ってきた。若さんも、純粋にただその反応を知りたかっただけなのだ。

僕らが釣りを再開し、しばらく彼女たちは談笑していたが、その後帰り際にわざわざ「さようならー」と声をかけにきてくれた。素直でいい娘たちである。くれぐれも変質者に気をつけてほしい(笑)

釣りの方はというと、その後も相変わらずの状況で釣れる気がしない。

そこで僕は若さんに移動を提案した。少し離れただけでガラッと状況が変わることがある。

このまま続けても釣れる望みは薄いし、どうせなら少しの可能性に掛けてみようと思ったのだ。

中川下流域へ移動

僕たちは、思い切って車で下流域まで一気に移動する。

移動した先は、橋の上流のオープンエリア。

下流域は、河口まであまり大きく変化もなく流れている中川だけど、ここは杭や水中の地形変化があって、流れが変化する場所。バチ抜けの時は、こんな風に流れに変化のある場所も良いポイントになる。

移動に20分かかったけど、ここもまだ相変わらず大量のバチソーメン状態だ。

しかしまぁ、ライズが無い…

若さんは、橋の明暗が空いていたのでそこに入って行った。明暗は、僕はバチ抜けの時にはあまり攻めないポイント。

ちょっと厳しいかなと思いつつ、せっかく来たのでとりあえず投げてみる。

しかし、上からボトムまで流してみるもののやはりバイトは無い。

時間的にもこれ以上移動は出来ないので、ただただ最後の望みを賭け、川の流れの中からどんなに微細な情報でも拾おうと、とにかく集中して黙々とルアーをキャストしていた。

そんな時、橋のほうからバタバタとこっちに走って来る人影が目に入った。

若さんだ…

手には魚の入ったネットを持っている…

 

えぇーっ!?

 

釣ったの?

ヒットルアーはローリングベイトのコピー品。

よくアマゾンやヤフオクで激安で売っているやつだ。しかも、テールが折れている。

狙いは橋脚の手前のボトム付近。

こんなにバチが流れている中、普通にリトリーブで釣ったみたい。

若さんは僕にコレを見せつけて自慢するために、わざわざ走ってきたのだ。

そして…

これ以上ないドヤ顔

 

 

 

先輩だけど、あえて言う。

 

 

ムカつく(笑)

 

 

きっとマグレに違いない。

 

でも本人は「狙って獲った」と言い張っている。

しかし、この表層のバチ一択しかないような状態で、あえてやらないような釣り方をしてしっかり魚を出したのはお見事。ルアーも壊れてる状態なのに。

まぁ、若さんはバチのシーズンが終わったら釣れなくなるのは毎年のことなので、今のうちに、たっぷりといい気分を味わってもらっておこう(笑)

そんなこんなで帰宅時間となり、僕はボウズのまま終了…

いやー、、しかし二日連続で釣れないって…ちょっと凹みます…

 

本日は、若さんの使用タックル⇓

TACKL DATA

 

ROD:DAIWA・morethan EXPERT AGS 87LML

 

REEL:DAIWA・morethan2510PE-H

 

LINE:TORAY・SEABASS PE POWERGAME 1号

 

LURE:オルルド釣り具のローリングベイトもどき