あけましておめでとうございます。
わが家の一年の始まりは、お墓参りからスタート!
…って、ダメなんですか??
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元旦にお墓参りは縁起が悪いの?
我が家は無宗教なんですが、元旦の朝にお墓参りをするのが恒例行事になっています。
父は生前、何かつけてお墓まいりをしていた記憶がありますが、特に毎年元旦のお墓参りは欠かしませんでした。今年も、カウントダウンライブのステージを終えてから、その足でお墓参りに行ってきました。
ところが、「正月のめでたい時にお墓参りなんて、縁起が悪いんじゃないの?」と誰かに言われた事があります。
いままで当たり前に元旦にお墓参りをしていたのですが…果たしてするべきではなかったのでしょうか?
気になったので、浄土真宗の僧侶である友人に聞いてみました。
【結論】お墓参りをしていけない日は無い
いきなり結論ですが、僧侶である友人に聞いたり、調べてみたりしたところ
「特にお墓参りをしてはいけない日はない」ということでした。
宗派によって違いがあるのかとも思ったのですが、元旦にお墓参りをする事に否定的な宗派は無いようです。
体裁を気にするよりも、お墓参りをしようという気持ちと、考え方の方が大切だということです。
元旦のお墓参りがダメだという理由
では、なぜ元旦のお墓参りに否定的な人がいるのでしょうか?
その理由には、次のようなものが考えられます
地域性や家の習わしとイメージの問題
「元旦にお墓参りは縁起が悪いのでしない方がいい」という風習は、一部の地域性だったり、家系によっては見られます
おそらく、正月のおめでたい雰囲気に、「死」を連想させるお墓や弔い事はそぐわないというイメージによるところが大きいようですね…
お墓参りは、新年を迎える為の準備なので、元旦は避け、年末までに済ませるというところもあるようです。
さらに、これには次のような理由も関係してくるようです。
お寺さんへの配慮
大晦日や元旦などはお寺も新年を迎える準備や顧客対応に大忙しの時です。檀家さんなど、お寺と密接な関わりを持っている方などは、住職さんへの挨拶は欠かせないことと思いますが、できるだけそのタイミングには配慮した方が良さそうです
それと、特に年配の方は「一夜飾り」などを嫌う方も多いようですので、このように、年末のお墓参りは30日までに済ませた方がいいという理由はいくつかありますね。
元旦の朝はお墓参りからはじめよう
元旦の朝にご先祖様の墓前で手を合わせ、一年の感謝とこれからの決意を誓うことはとても清々しくオススメです。
ただ、年始は多くの店舗が休業となり、手ぶらで行くと困る事も多いので注意が必要です。
元旦にお墓参りに行くならこれだけは用意しておこう
- お線香
- ターボライター
- お花
- お供え物
- 掃除道具(ちりとり、ほうき、雑巾、タワシなど)
ライターやお線香は、コンビニでも入手出来ます。冬は特に風が強いことが多いので、お線香に着火するのにターボライターは必須です。
お墓お掃除セットは車に積んでおくと便利です
元日は、お花屋さんも閉まっている所が多いと思いますので、お花だけは事前に購入しておいたほうが安心出来ますね。
霊園に近いコンビニでは、仏花を販売しているところもありますが、僕の父は菊やリンドウのような、いわゆるよくある仏花は好まなかったので、事前に購入しておきました。

父の愛したPieceと、祖母の好きだった炭酸飲料
お供えの花の種類にも理由があるらしいのですが、やはりここは、故人の好きだったものを供えてあげるのが一番喜ばれると思うので、、
お供え物は、それが元旦に入手しづらいものであれば購入しておきましょう。
まとめ
地域的なものや、古い家の習わし等の考え方を変える事は難しいと思いますし、無用なトラブルは避けたほうがいいかとは思います。
ですが、ご先祖様のお墓に手を合わせ、「昨年一年をおかげ様で無事に過ごせました」との感謝の気持ちを伝えるのは大切な事だと思います。
それに、何よりも自分にとって、元旦の朝の澄んだ空気の中で、気持ちを新たに一年の決意を誓う事で、これから始まる一年の頑張り方も変わってくるか思います。
2018年元旦の霊園は、お彼岸並に多くのお墓参りの方で賑わっていました。
年末年始にしか帰省出来ないという方も多いと思います。新年の始まりは、是非ともお墓参りをしてみてはいかがでしょうか?
きっと、気持ちのいい新年のスタートが切れると思いますよ♪