4月の東京湾奥は、今年生まれたばかりのマイクロベイトが沢山。時々ルアーにも引っかかってくることがありますよね。
そんな引っかかって来てしまった小魚に、意外なヤツがいたのです…
稚魚がうじゃうじゃ湾奥河川
強い風の吹いた日の風下側には、吹き寄せられたハク(ボラの稚魚)やアミなどの小さなベイトが沢山見られます。
これらのマイクロベイトは、風にも影響されて吹き寄せられてしまうほど遊泳力が弱いので、風裏より風表を探した方が多く溜まっているもの。
先日の爆風釣行時のように、それを狙ってシーバスも寄っているだろうと目論んで、荒川下流の風下側に入りました。
釣りを開始したものの…
セオリー通り、入った風表ポイントにはマイクロベイトがうじゃうじゃです。
なのにボイルは全く無い。シーバスいないのかな…?
とりあえずキャストを始めます。
ルアーを引いてくると、ロッドに伝わってくる挙動が僅かながら変わるのを感じる。
上げてみると、やっぱり…
ハクが大量にいるので、どうしても引っかかって来てしまうのだ。
ごめんね…
流れはいい感じに効いているし、ベイトも沢山いる。それに着いたシーバスもいるはずだろうと、キャストを続ける。
しかし…
あぁ…
ごめん…
時にはトリプルヒットも…
ハクが多すぎる上に、遊泳力が弱いから、ルアーを避けることもできずに、引っかかってしまうのだ…
ごめん…
なんか違う稚魚?
そんな中、引っかかってきた小魚に違うシルエットの物が。
よく見てみると…
シラウオ?シラスウナギ?
調べてみたところ、尾びれの付け根の2個の斑点の特徴から「イシカワシラウオ」みたいです。
風の吹き溜まりは、様々な小魚が溜まっています。
シーバスの最小記録を更新!
キャスト再開。
やはり、度々ハクが引っかかってくる。
しかし、なんかビミョーに違和感を感じた魚体をよく観察してみると…
目を凝らして見る。
あれ?これって…
シーバスじゃん!
小さいながらも、馴染みのある特徴的なシルエット。
二つに分かれた背びれ。大きな口。
背中には、若魚特有の斑点も見える。
上のソラリア70Fと比較すると、体調2.5cmといったところでしょうか…
シーバスの最小記録更新です!スレですが…
まさか、こんなサイズのシーバスを見られるとは思わなかったので驚きました。
大きくなる前にきっと相当数が、様々な魚によって、時には同じシーバスの餌として命を落としていくのでしょうね。
こんなサイズなら、ハゼにすら食われることもあるでしょう。
とは言え、不本意な形で命を奪う事になってしまったのには罪悪感を感じる…
その後もバイトも無く、この日は親シーバスはお留守のようす。
もはや、ただの稚魚大虐殺と化してしまっているので、納竿としました。
さいごに
釣りをしているとどうしても引っかかってきてしまう小魚。
よく観察してみると、今後の釣りのヒントになる物が見つかるかも知れませんね。
小魚を食べて集中力アップ!シーバスの気持ちになれば釣れるかも…