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【ダイワ19モアザンPETW発売!!】シーバス用ベイトリールの大本命をインプレッション

2019年のNEWモデルも、早くも店頭に並び始めました。

ダイワ19モアザンPE TW 発売です!

早速実機を店頭で見てきましたよ。

【シーバス用ベイトリール】ダイワ・19モアザンPETW

シーバス専用ベイトリールとして人気だったモアザンPESVも、いよいよモアザンPETWとして生まれ変わりました。

参照:Daiwa(モアザンPETW)

ベースとなっているのは、ダイワのブラックバス用ベイトリール最高峰であるスティーズ⇓

参照:Daiwa(スティーズA)

2017年に、ライバルであるシマノのエクスセンスDCが従来のメタニウムベースからアンタレスベースへとランクアップしたことから、その追従をしたような形になりましたね。

モアザンPE TWのスペック

 巻取り長さ
(cm)
ギヤー比自重
(g)
最大ドラグ力
(kg)
標準巻糸量
PE
(号-m)
ハンドル長さ
(mm)
ベアリング
(ボール/
ローラー)
メーカー希望
本体価格
(円)
1000SH-TW757.119561.5-20010012/156,800
1000SHL-TW757.119561.5-20010012/156,800
1000XH-TW918.620561.5-20010012/156,800
1000XHL-TW918.620561.5-20010012/156,800



モアザンPETWに採用されている技術

新たに採用された技術

タフコンセプト:超高剛性高精度スーパーメタルハウジング

アルミ素材をメインフレームのみならず、ハンドル側サイドプレート、ダイヤル側セットプレートとハウジング全てに採用。

従来はハンドル側サイドプレートはザイオンだったので、かなりの剛性アップが期待されます。実際に手にとった感じはかなりコンパクトでパーミングがしやすいと感じました。

マグフォースZ PE ロングディスタンスチューン

参照:Daiwa

スプールの回転数に応じてインダクトローターが滑らかに作動。スプールの初動を殺さぬようゼロからスタートしてすぐに立ち上がりしっかりバックラッシュを抑える。後半は飛距離を伸ばすことができるようにブレーキ力が収束していくセッティング。

トラブル防止に重点を置いていた従来型より攻めたセッティングになっており、ベイトタックルに慣れた人ならより飛距離を伸ばすことが可能に。

スプールには、軽量高剛性の新規G1ジュラルミン製マグフォースZ PEロングディスタンスチューンスプールを採用。スプール径はΦ34mmです。

100mmアルミクランクハンドル+I型ハイグリップラージノブ

モアザンPESVでは90mmだったハンドル長が100mmになり、ノブも滑りにくく握りやすい形状に。

シーバスに90mmは少し短さを感じていたのでありがたい。よりトルクフルな巻き上げができると期待。

ATD[オートマチックドラグシステム]

参照:Daiwa

UTDだったドラグがATDに進化。最大ドラグ力も5kgから6kgにアップしています。

ハイスピードレベルワインド

参照:Daiwa(画像はZ2020)

レベルワインドのスピードを上げる事で、従来よりラインに角度が付いて巻かれる事になり、ラインの食い込みを軽減します。

あまりアピールされてはいませんが、これは大型魚とのファイトや根掛かりで食い込んで、再キャスト時に高切れを起こしやすいPEラインの使用においては非常に有り難い機構。僕がZを愛用しているのも、これによる所が非常に大きいです。

従来から継承されている点

マグシールドボールベアリング

参照:Daiwa

モアザンPESVにも搭載されていたマグシールドベアリング。

ベイトリールは内部に水が入る構造上、潮噛みや錆のリスクは高いのが問題でしたが、最もそのリスクの高いピニオン軸を受けるベアリングにマグシールドを採用し、海水使用でのリスクを低減しています。

メンテがだいぶ楽になりますね。

TWS

参照:Daiwa(画像ジリオンTW)

クラッチのON-OFFに連動してレベルワインダーの幅が切り替わる、画期的なT-WINGSYSTEMを採用。

クラッチフリー時のライン放出抵抗を低減し、リトリーブ時は綺麗にラインを整流し巻き取ります。


モアザンPESVとの比較


モアザンPESV

モアザンPETW
モアザンPETWとPESVを数値上で比較してみます(データは共に右ハンドルモデルにて比較)。


モアザン
巻取り長さ
(cm)
ギヤー比自重(g)最大ドラグ力
(kg)
スプール径(mm)標準巻糸量
PE(号-m)
ハンドル長さ
(mm)
ベアリング
(ボール/
ローラー)
メーカー希望
本体価格
(円)
PETW

 

1000SH-TW757.11956Φ36mm1.5-20010012/156,800
1000XH-TW918.62056Φ36mm1.5-20010012/156,800
PESV8.1R TW868.12205Φ34mm1.5-1509012/151,000

ギア比が二種類に

ギア比8.1のみだった従来と違い、7.1のSH(スーパーハイギア)と、8.6のXH(エクストラハイギア)の二種類のギア比(SHとXH)と、ハンドルの左右で計4モデルから選択できるようになりました。

約10%の軽量化

従来は220gだった重量が、SHモデル195gで25g減、XHモデル205gで15g減と、約1割程軽くなっています。

糸巻量が増えた

従来PE1.5号150mだった糸巻量が200mに。実際には200mも必要無いが、より太い2号や3号も余裕を持って巻けるようになった。

ベイトの利点をより活かすためには、太糸がしっかり巻けるラインキャパは嬉しいところです。

価格は若干アップ…

ベース機がハイエンドなので、価格もPESV51,000円(税抜)→PETW56,800円(税抜)と若干値上がりしています。

いや、むしろベース機の価格からしたら、この程度の値上げで抑えたのは凄いことだと思うし、シマノのエクスセンスDCよりは安い。


まとめ

実機に触れてみた感触としては、剛性も上がりラインキャパも増えているのにとてもコンパクトで握りやすいと言うのが第一印象でした。非常にカッチリと高精度な造りで、ビッグルアーの使用や大型魚とのファイトにも不安は無さそうな感じです。

個人的には、ハンドル一巻きで91cmの巻取り量があるXHの方がラインスラッグの回収や流れの変化を感じるのにより武器になりそうだと感じます。

ダイワが、シーバス用ベイトリールにおいて「これ以上無い(no more than)」と言い切っている辺り、非常に楽しみなリールですね。