今回は、一番好きなルアーであるダイワのソラリアのインプレッションです。
ソラリアは、湾奥のプリンスと称される大野ゆうき氏監修のルアーだけあって、特に荒川や中川などのような湾奥(特に河川)において絶妙に扱いやすく、非常に重宝するルアーに仕上がっています。
個人的には、持っていないとヤバイ!というレベルで頼りにしているルアーです。
ソラリアには、サイズが70・85・100と三種類ありますが、ここでは最も万能な85Fを中心に紹介していきます。
Contents
DAIWA morethan SOLARIA85F 基本スペック
■ メーカー:ダイワ
■ ルアー名:モアザンソラリア85F(morethan SOLARIA85F)
■ サイズ:85mm
■ 重さ:11.3g
■ レンジ:0~50cm
■ タイプ:フローティングリップレスミノー
■ アクション:スローピッチウォブンロール
カラーラインナップ
ソラリアの特徴
ソラリア85Fは、やや体高のある85mmのボディーに重心移動を搭載したフローティングのリップレスミノーで、湾奥でよく見られる8cm前後のイナッコやサッパにマッチするような形状になっています。
小型のフローティングミノーで、今となっては少し古臭い感のある重心移動システムですが、その割には、安定した飛行姿勢と、湾奥用タックルに合わせた絶妙なバランスのおかげで、とにかくクラスを超えた飛距離が稼ぐことができるのが嬉しい。
そして、レンジは10~50cm位の浅めの水深を中心に、ロッドワークによっては0~100cm位までの幅広いレンジをサーチできるようになっています
アクションは、タイトなピッチのローリングが主体で、早巻きや流れの強い場所では自動的にフラつくイレギュラーなアクションを生み出してくれるので、とにかく何にも考えずに巻いているだけでも釣果を出しやすいルアーになっています。
ソラリアのダートアクション
ソラリアはロッドワークを加えるとダートしますが、スライド幅の狭いその場でターンするようなアクションです。
スーサンのように幅の広いダートによって広範囲にアピールするというよりは、ここぞというピンでの食わせのタイミングで入れるアクションとして有効です。
ソラリアの◯と✖
ソラリアの良い点と、悪い点をまとめてみます
ソラリアのいいところ
- 比較的安値
- 湾奥用タックルで扱いやすい
- 小さくても飛距離が出る
- 早い流れでも引き抵抗が少なく、しっかりと泳ぐ
- 時々、自動的にイレギュラーなフラつきが入る
- 体高による、ローリング時のフラッシング効果が高い
ソラリアの不満点
- ナチュラル系カラーがダサい
- 大きいサイズが100というのが中途半端
- キャストでぶつけた際に脆い
- 体高があるので、横風には飛行姿勢を崩しやすい
アピール系カラーは凄く好みなんですが、ナチュラル系の特にホロの入ったカラーがダサい…
魚を釣るには十分なのかもしれませんが、ここはもう少しアングラーを釣るために改良して欲しいところ(笑)
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ソラリアが活きるシチュエーション
上記のような特徴を踏まえると、ソラリアはどんな場所でどんな時に活躍するのか?
ソラリアをボックスから取り出すのは、次ようなシチュエーションがおすすめです
ソラリアはこんな時に使いたい!【その1】
シチュエーション1:干潟や河川の真っ暗なシャローのオープンエリア、何を投げたらいいかわからない
特に、初めて行く場所で地形も把握していない状態でボトムにコンタクトさせるのはちょっと怖い…
根掛かりを頻発させていては効率も悪いし、地球環境やお財布環境にも優しくない。
そんな時、ソラリアならその飛距離と絶妙なレンジ設定で、広範囲に効率よくサーチすることが出来ます。
ソラリアはこんな時に使いたい!【その2】
シチュエーション2:流れが弱く、ベイトのサイズも小さい、風もある、でも沖の表層をスローに流したい時
飛距離を出したいときは、重量のある大型のミノーやシンキングペンシルの方が確かに飛ぶのですが、大型のミノーでは扱うタックルも強めのものでないと飛ばないし、空気抵抗も大きいから風に弱い…
それに、ベイトのサイズが小さい時は大型のミノーでは反応が出ないことが多い。
ですが、小型のシンペンではサイズと飛距離の問題はクリアできても、ルアーにしっかり水を噛ませないと沈んでしまうので、「弱い流れの中で表層をスローに」というのはちょっと難しい…
そんな時は、このソラリアの独壇場になります。
小型で飛距離が出せて、フローティングなので沈まない。ゆっくり流す位だと、レンジも0~20cm位をキープできます。
強風時も、風による飛距離への影響が少なく、絶妙に空いた口の形が水をしっかり捉えてくれるので、水面を走ってしまうことも無いのがいいですね
ソラリアはこんな時に使いたい!【その3】
シチュエーション3:橋の明暗下流側、そこそこ距離のある橋脚の裏に入れたい、でも魚は浮いている
ソラリアは、軽く投げても飛距離が出るので、余裕をもってキャストができ、着水させたいピンポイントへとタイトに入れやすいルアーです。
明暗下流側という事は、アップクロスに投げる事になりますが、リップレスとはいえ口の部分がリップの役目になり、ある程度水を掴んでくれるので、水面を滑らずにしっかりアクションさせることが出来ます。
ソラリア70Fと100Fの出どころ
<上から100F、85F、70F>
ソラリアシリーズを初めて購入するなら、85Fがおすすめになります。
70Fも100Fもほぼおなじ特性を持っていますが、少し使うシチュエーションが変わってきますね。
ソラリア70Fを使いたい状況
<70Fは目が白いです>
ベイトが小さい時。特に、春先のハクなどのマイクロベイトを偏食している時は、シビアに70Fでないと食わない事も多いです。
ソラリア100Fを使いたい状況
<100Fは目が赤いです>
85サイズよりレンジが入るので、少し下のレンジを探りたい時。広大なオープンエリアでもっとアピールを高めたい時に有効です。狙う魚のサイズが大きい場合などにもおすすめです。
ただし、重量も有る割に空気抵抗も増えるため、85Fにマッチするようなタックルでは思うように飛距離が稼げない場合が有ります。1段階強いタックルの使用がおすすめです。
ソラリアのメーカーであるダイワだと、モアザンブランジーノAGS87MLMや94MLあたりがベストバランスです
ソラリアまとめ
ソラリアは、中川と荒川をホームにしている僕のボックスには必ず入っている超一軍ルアーです。
初めての場所やオープンエリアなど、魚の影が見えておらず、何を選ぶべきかわからない時には、このルアーを信じて投げ倒す事もあります。それほどに信頼しているんですよね。
とても使いやすく、難しいテクニックが無くても釣れるルアーなので、特に初心者にはおすすめできますし、上級者にも、そのキャスタビリティーを活かして、このルアーでしか出来ない使い方ができると思います。
是非一つボックスに忍ばせておきたいルアーです。
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