東京湾屈指のシーバスウェーディングポイントとして有名な富津岬。その富津を上から見るとどうなっているのでしょうか?
明るいうちに訪れる機会があったので、展望台に登って見てみました。
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富津岬について
いつも富津岬を訪れる時は暗くなってからだったので、明るいうちに、しかも釣り以外で訪れたのは初めて…
富津岬は、北側にある小糸川によって運ばれた土砂が、海流によって南側に堆積して形成された洲であるといわれています。
この富津岬先端部分にある富津公園は、旧陸軍用地が昭和26年に公園化の計画がされ、昭和41年に開設されました。
公園内にある中の島展望塔や第一・第二海堡などは、元は軍の施設であり、現在でも当時のままの姿を残しています。
明治百年記念展望塔
富津岬の先端に展望台があるんですが、今まで一度も登ったことがありませんでした。
「明治百年記念展望塔」と言って、明治百年を記念し、昭和48年に建てられたとのこと。
このフォルムは、五葉松をかたどっているそうだ。
財団法人日本宝くじ協会が寄贈したものだと看板に記されていました。
展望台から干潟を眺める
さぁ、登ってみます。近くに寄ると、結構デカイ…
思っていたより高い…上まで登るのに息が上がりそうです。7合目まで登ったところで、すでに足がすくむ高さです。
途中、休憩できるように椅子が設置されています。
頂上に到着!頂上からの眺めはこんな感じ。
岬の付け根の富津公園方面
左が岬の北側で、右が南側。
昨年の台風での被害を受けた防風林は、現在新しい苗が植樹されて養生中のようす。
岬南側のテトラ帯方面を望む
残念ながら立ち入り禁止のフェンスが設置されています。
岬の先端方面
先端には短い防波堤とテトラ。こちらもフェンスがあり、立ち入る事ができません。
その先には第一海堡と第二海堡が見えます。左の奥には猿島。
晴れていれば富士山も望めるそうですが(富士見百景に認定されているそうな)、この日はあいにくの曇り空。残念…
岬の北西側の浅瀬
第一海堡に向かって、弧を描き伸びている浅瀬。
ここ富津岬は、東京湾でも一番幅が狭くなっている場所で、海流の流れがものすごく速い。
浅瀬の波立ちからもその潮の速さが覗い知ることができます。
展望台の真北
浅瀬から右はかなり浅い。大潮の干潮時には干上がります。
岬の北側方面
こちらも広大なシャローが広がっています。
夏にかけてアマモが生い茂り、水を浄化し様々な生物を育みます。こういう自然を、後世まで大切にしたいものですね…
さいごに
富津岬は潮の流れがものすごく速く、大型河川の下げ潮の時の流れを凌ぐ程です。
流されたら…例えライフジャケットを着用していても助かるとは思えません…
このような看板が設置されている事は認識しておいてください。
写真では伝わりきらないのが残念ですが、ボトムの変化なども知ることができ、明るいうちに来るといろいろ発見があるもんですね。
また晴れた日に行ってみよう。
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